映画「LOOPER/ルーパー」
公式サイト
TOHOシネマズデーを利用して観に行きました。
なかなか面白い。タイムトリップ+超能力(サイコキネシス)系SFとドンパチ系アクションの融合。ストーリーが凝っている。
観ているうち、うーんなんか飽きてきたかも、と思うと次に新しい展開を用意して飽きさせない。そういったことを2回くらい感じたので、3つほどの展開が用意されていたのかもしれない。
タイムトリップをテーマにした映画では必ず問題になる「因果律」が面白くもあり、話を分かりにくくもしている。実際、ここがこう変わったから未来がこう変わったのだ、と頭を働かせながら観ないといけなくて、ぼーっとしていたらストーリーがわからなくなると思う。
いや、そうでなくても、よく整理ができていないシーンやストーリーがあったことは確か。想像というか仮定のシーンなども出てくるのが、よけいややこしくしている。確認したくて、観賞後、普段は買わないパンフレットまで買ってしまった(まさか、わざとわかりにくくして、パンフレットやDVDを買わそう、って魂胆なんじゃ)。
あと、登場する街の風景や自動車や懐中時計や銃器などが、旧式でボロボロなのは何か意味を持っているのだろうな、と思うけどよくわかっていない。しかしジェットエンジンのバイクや、空飛ぶ農耕具なんかが出てきて、妙に近未来的なものもある。
食堂で今の自分と30年後の自分が向き合って話すところが面白かった。まるで父親が息子に諭しているようなのだが、30年後の自分が「こうしたほうがいい。お前のためだ」と言っても、今の自分は「30年後のことなど知ったこっちゃない。」と否定する。30年後とはいえ、自分は自分なのだし、どちらも身勝手でしかないのだ。そのほか、今の自分が行った行動は30年後の自分の記憶にうっすら残っている、という設定も興味深かった。
出演は、ブルース・ウィリス、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、エミリー・ブラント。エミリー・ブラントは先日観た「砂漠でサーモン・フィッシング」にも出ていた。ジョセフ・ゴードン=レヴィットは、いつもの彼の顔と違っていて、彼と知らないうちは、別の俳優なのかな、と思っていたところ、パンフレットによると30年後の自分の顔に合わせるため特殊メイクを施していたのだそう。
ハラハラドキドキ感や先の読めないストーリーが楽しく、意欲的な作品だと思う。でも、SFとしてはタイムスリップだけにして、超能力(サイコキネシス)はないほうがすっきりしたのではないかと思ったりする。眠っている客を起こすためか、たびたび「バン!!」とか「ガン!!」という大音響が入るが、「ドキッ」とするので、あまり何回もはやめてほしい。
もう一度観たらストーリーをよく理解できるだろうとは思うのだが、さりとてもう一度劇場で観ようとは思わない。思い出したころにDVDをレンタルして観るかもしれない、といったところ。ダメな映画ではなく良くできた作品だと思うので、75点としておきます。
2013.1.15追記
子供が発狂したら周りがたいへんなことになる、というシーン見て、おばけのQ太郎に出てくるO次郎を思い出しました。「バケラッタ、バケラッタ」言っている彼が「バー!!!」となるやつです。古すぎてわかる方は少ないと思うけど…。