映画「HAYABUSA」(全天周映像)
公式サイト
http://hayabusa-movie.jp/story.html
HAYABUSA BACK TO THE EARTH
朝のワイドショーで、小惑星探査機「はやぶさ」のことを知り、またその映画が良いと聞いたのでぜひ観たくなり、大阪市立科学館で観てきました。
通常の映画館でなく、プラネタリウムの天井をスクリーンとして、まさに天空一面に映像を映し出す映画です。これを全天周映像と呼んでいるようです。このような映画があるのを全く知りませんでしたが、たしかにものすごい迫力と臨場感があります。映像に埋もれてしまう感覚です(酔ってしまう人もいるみたい)。
そしてこの映画「HAYABUSA」はウワサどおり面白く、感動的な出来になっています。なぜ感動するか.。それは探査機を擬人化しているからに他なりません(映画の中で探査機は「彼」と呼ばれています)。
【以下、ネタバレがありますのでご注意ください】
彼は何年間にもわたり宇宙空間を進み続け、小惑星「イトカワ」に一瞬だけ着陸し、その砂を採取します。そしてすぐに飛び立ち地球に向かいます。
彼は地球からの指令だけでなく、自分で考えて行動します。彼の道中は波乱万丈でした。ボロボロになり、一時は行方不明になりながらも、なんとかその任務をこなし、彼は今年6月に地球に戻ってくることができそうです。しかし地球に帰還するのは砂を納めたカプセルだけで、彼自身は大気圏突入の際に燃え尽きてしまうのです。
その小さな体に太陽電池パネルを両手のように広げ、けなげに地球に向かう彼の姿は、涙を誘います。この作品はすごく良くできているのですが、最後の場面は未確定のため、今のところ予定(想定)の映像になっています。つまり6月に無事カプセルを回収できたら、この部分が本物になるわけです。
私の希望として、6月に無事カプセルを回収して全工程が成功した暁には、最後の部分を再度映像化して、完全版の映画を作って欲しい。そして、採取した砂から得られた研究成果なども映像に付け加えて欲しいのです。今回観た映画「HAYABUSA」は40分程度の作品でしたが、探査機の製作過程や、宇宙空間でのトラブルの対処などももっと詳しく加えて、90分くらいの作品に仕上げていただきたい、と思っています(もちろんDVDとして発売してほしい!)。
全天周映像とはなかなか良いものです(同時上映の「銀河鉄道の夜」もファンタジックで美しい作品でした)。また観に行きたいと思います。
追伸
探査機「はやぶさ」の地球への帰還は6月13日だそうです。がんばれ~!!
http://www.jaxa.jp/press/2010/04/20100421_hayabusa_j.html