映画「ラースと、その彼女」
以前から観たかった映画だったのですが、やっと観に行く時間が取れました。
公式サイト
リアルドールに恋してしまった青年と、とりまく人々を描いた作品です。クスクス笑えるシーンはあるもののコメディ映画ではなく、ファンタジー的要素はあるものの、リアリティがあり、人間の思いやりや愛情を描いた映画だと思いました。結論から言えば、素晴らしい映画です。オススメ!
【以下、ネタバレがあります】
設定からするとトンデモ映画のように思えるのですが、ぜんぜんそうでなく、すごくまじめに丁寧に作られた映画です。なんといってもストーリー展開が素晴らしい。本当にこのようなことはありうるんじゃないか、実在のモデルがあったのではないか、と思えるくらいでした。
なぜラースがリアルドールに真剣に恋してしまったのか、その事情・背景も明らかになり納得できますし、会社の同僚がフィギュアやテディベアを愛好するシーンが出てきて、それは、程度の違いこそあれ誰だってお人形に愛情を抱く心くらい持っているでしょう、と言っているようでした。
ラース自身の心の問題が描かれているのですが、むしろ周囲の人たちが、彼の行動にとまどい、奇異の目を向けながらも、彼を受け入れ、彼のために最後まで粉骨砕身する、その姿に心打たれるのです。暖かい気持ちになります。そして終盤、彼自身に変化が現れます。ラストは想像力を働かせるものですが、私としてはもう少し先まで描いてほしかったな、という思いもあります。
期待を裏切らない作品でした。私が今年観た映画の中でも高ランキングに位置する映画となりそうです。
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