ちーちゃん飼育記~14
友人や知り合い、仕事関係の人などに私は自分から「ネコを飼っていまして」と話すことはないのだが、話がペット、またはネコの話題になったとき「実は私もネコを飼っていまして」と話すことになる。そうすると、ウチのネコはこんなんです、とケータイを取り出して写真を見せ合うことになってしまう。予想外にネコを飼っている人って多いようだ。
イヌとネコとどちらを買っている人が多いのか知らないけど、イヌのオーナーとネコのオーナーは何かちょっと感じが違うような気がする。イヌの場合は、飼い主が絶対的な主人なのだけど、ネコの場合は飼い主が主人として毅然としているわけではないように見える。むしろ飼い主のほうがネコに服従していることすらあるんじゃないかな。私自身がそんな気がするから。
私の飼育記を初めから読み返してみると、家の前で捨てネコを拾って保護し、全然なつかず、人の顔を見れば「ハーッ!」と威嚇の怖い顔をしていたあいつが、今や飼い主にベタベタの超甘えんぼの飼いネコになったとは、ネコも変われば変わるものなんだな、と改めて思う。拾ってから今まで、まだ3ヵ月ほどしかたたないのにである。体も大きくなったけど、まだまだ子供なんだよね。人間で言えば小学生くらいなのかな。
基本的に放任主義で、何にもしつけていない。オシッコとウンチは、ネコ用トイレ買ってきたら自分で勝手にそこでしているから、教える必要もなかったし、爪とぎ用の段ボール製の用具を買ってきたら、それも自分で気に入ってそこで爪とぎしている。ただしその用具だけでなく、畳のふちでもやっているのではあるが。もう少し人間に服従するようにしつけるべきだったかな、と思ったりするけど、もう遅い気もする。
休日など、家族全員が外出して、家に誰もいなくなるので、ちーちゃんには留守番をしてもらうのだが、留守中、たいていはネコ用ベッドの中で寝ているようである。ふて寝なのかな。人間が外出しようとするときは、暴れまわって「行くな」と意思表示するのだが、留守になってしまえば割り切ってしまうらしい。人間が帰宅したときは、それはもうすごい勢いでなついてくる。足の周りにまとわりついて、座っているひざの上に飛び乗っては、私の顔にチューの攻撃。ベロベロなめるわ、額を私の顔になすりつけてくるわ、それが10分くらい続く。寂しかったのねぇ。
ちーちゃんを見ていると、すごく飼い主の顔色を気にしている感じがすることがある。育ててくれてありがとう、と拾ってくれた恩義を感じているのだろうか。そう思うと、そんなに人間のことを気にしなくていいんだよ、とつい自然のままにネコらしく育てたくなる。ほらもっと自由に生きてごらん、ちーちゃん。
73.2Kg/21.5%