ちーちゃん飼育記~12
ちーちゃん(ウチのネコ)の2回目のワクチンを打つ時期が来ていた。
前回打ってから1ヶ月ということで、だいたいは覚えていたのだけど、動物病院から案内のハガキが届いたので、そこに書いてある日(1ヵ月後の日)に行くことにした。しかし、連れて行くのに私が抱き上げようとしたら、ちーちゃんは私や家族のただならぬ雰囲気を察したのか、不安げな表情をして家の中を逃げ回る。
普段でもちーちゃんは、家族の者がみな着替えて家を出ようとするときなど、非常に不安な顔をしてギャオギャオ鳴くのだ。甘えんぼのネコだからなのか、ひとりになるのが寂しいらしい。今回も同じで、私と家族が外出着を着て、ちーちゃんを捕まえようとしたのだから、そりゃ異様だったのだろう。けっきょくネコは捕まえても暴れまくるので、その日は病院に行くのをあきらめた。
次の日、ちーちゃんが落ち着いていたら連れて行くことにした。こちらも病院に行くかどうかを決めなかったので、ちーちゃんに異様な雰囲気を見せることもないから都合がいいだろう、ということもあった。前回連れていったときはちーちゃんの寝起きのおとなしいときを狙ってカゴに入れたので、今回もそうしようと思っていた。
ちーちゃんは昼間はだいたい寝ている。夜も寝ていると思うのだけど、子猫というものは1日の2/3ほどは寝ている(「寝子」がネコの語源とする説があるほど)ので、寝起きを狙うのは難しくない。病院にいく時間を決めておかず、ちーちゃんが寝ているときに抱き上げて、カゴに入れた。
ペット用のキャリングバッグを売っているが、まだ買っていない。ウチに昔からある古い籐製のバスケットにバスタオルを敷いたものがカゴである。ちーちゃん、普段はこのカゴでツメを研いだりしているので、嫌いではないようだ。しかしカゴに入れられてフタを閉められるとさすがに不安そうにニャオ~ニャオ~と鳴いた。
クルマで病院まで連れて行った。1ヶ月前に行っただけなので、ちーちゃんは病院の雰囲気を覚えていないようである。待合室にはミニチュアダックスを2頭つれた初老の男性がいた。このダックスも病院が嫌いなようで、ゥワン!ゥ~ワン!とよく吠えた。そのダックスの番がきて診察室に入るとき、ダックスは座ったままの姿を崩さず、飼い主に引かれてズリズリ入っていった。
ちーちゃんの番が来た。体重を量る。2.1Kgだった。1ヶ月で500gも増えている。4ヶ月のネコにしては少し体重が重いか。でもデブになっているわけではないようだ。まあ好きなだけ食べさせているので、過食気味なのかもしれない。体温を計り、目・口・耳などの健康チェックをし、特に問題なかったのでワクチンを注射。一瞬で終わった。
先生に診察してもらっている間、ちーちゃんは看護婦さんや私が押さえつけていたのだが、不安げに先生や看護婦さんの顔を交互に見るのだった。ただでさえ知らない人が苦手なんだし、何をされるかわからない病院では不安で仕方がなかったのだろう、診察が終わって私がカゴのフタを開くと、ちーちゃんは自分からカゴの中に飛んで入った。行くときの態度と全然違うので思わず笑ってしまった。
家についてカゴのフタを開けてやると、そぉっとカゴから出ては、安心したのか、あるいはワクチンの影響か、その日はひたすら眠っていた。おつかれさま。しかしもう少し社会性をつけないとねぇ、ちーちゃん。
73.0Kg/19.5%