ちーちゃん飼育記~9
ちーちゃんを動物病院に連れて行った翌日、駆虫薬とノミ取り薬を実施することにした。
3種混合ワクチンを打った日は体調が悪くなるかもしれないと獣医の先生から聞いており、念のため次の日に駆虫薬・ノミ取り薬を実施することになったのだが、ちーちゃんは別になんともなく、いつもどおり走り回ったり物にじゃれたりしていた。
走り回っているネコを捕まえて、薬をやることはまず不可能である。ただでさえ気が立っていて、捕まえるだけでもたいへんだし、捕まえたところで暴れたり手を噛んだりするので、どうにもならない。何かするなら、おとなしいときにかぎる。ネコは人になついてくるときと、暴れているときでは全然別人のようになる。
夕方の比較的ちーちゃんがおとなしいときを狙って実施することにした。前もって駆虫薬の錠剤を少量の水で溶いておき、それをスポイトで吸い上げる。ちーちゃんを抱き上げて私のひざの上に乗せた。家族の者がスポイトを持ってスタンバイしている。ちーちゃんを上向きに抱いて、口の横から私が指を入れて開けさせる。その瞬間に家族がスポイトで薬液をチュッとノドの奥に入れる。ネコはびっくりして目を白黒しながらも、口の中に入った液体をゲホゲホしながら飲み込む。若干かわいそうに思えるが、慌てぶりがコミカルなので、つい笑ってしまう。
薬液の全部を一度にスポイトで吸うことはできないので、何回かに分けてやることになる。いやがるちーちゃんを押さえつけて動かないようにして、5~6回それをした。暴れたので少し散らかったが、なんとか全部飲ませることに成功。ちーちゃんの前足にも一部薬液が飛び散ったのだが、ちーちゃんはそれをなめて掃除をしたので、うまいこと体内に入らせることができた。
ひき続きノミ取り薬「フロントラインプラス」を実施する。これはネコの肩甲骨の間の皮膚に、3~4滴落とすだけの薬液。薬の容器をちーちゃんの背中のほうに持っていくと、それに興味を持って見上げてしまうので、なかなか薬液を落とすことができない。皮膚に薬を落とすためには、その部分の体毛をかきわけなければならないので、思ったより難しい。これまたちーちゃんを押さえつけて、やっとのこと成功。こちらは寝ているときにでも実施したほうがよかった。
「フロントラインプラス」の効き目は抜群!翌日にはほぼノミがみられなくなったし、いたとしても体毛の奥深くにいるのではなく、表面についている感じで、それがぽろりと落ちる。ノミの卵が孵化するのも抑制するそうだ。ちなみに落ちたノミは死なないでそこに残るので、掃除機で丹念に掃除して駆除するしかない。
1週間後、お腹の寄生虫が駆除できたかどうかを検査するため、ちーちゃんの便を動物病院に持って行った。検査の結果はめでたく陰性で、寄生虫の卵は確認できなかった。つまり駆除できた模様である。念のため、1ヵ月後の再ワクチンの際にも検便をすることになった。
寄生虫とノミが駆除できて、晴れて彼女は真にノラから卒業した。さあ、これで私の布団の中に入って寝ていいよ(それまでは一人で寝させていた)。駆虫薬を何回も口から飲ませるなど、イヤな思いをさせて、ちーちゃんは私のことを嫌いになったかな、と思ったけど、そうではなかった。ちーちゃんのほうから私に擦り寄ってきて、甘えてきたのだ。これ、「さっきのはいじめたんじゃないよね?」って確認しに来たんじゃないかな。いじらしいなぁ。。。つづく
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