映画「おくりびと」
公式HP
観たい映画リストには入れていなかったのですが、複数の知人から良い映画だったと聞いたので、急遽観に行くことにしました。夜に観に行くよりは明るいうちがよいと思って、朝一番に。
これはほんとにほんとに素晴らしい映画でした!!観ている最中から何度も泣きましたし、終わった後は涙がとまりませんでした。
納棺師という職業があることを初めて知りました。日の当たらない職種だと思いますし、一般的には忌み嫌われることが多いと思われます(映画の中でもそのような事情を正直に映し出しています)。しかしこのような職業に光を当てて映画化したという、それだけでも素晴らしいことです。制作に関わったすべての方に拍手を贈りたい。
主演の本木雅弘は素晴らしかった。テキパキとした所作、コミカルな動き、顔もハンサム。いい俳優さんですねぇ。広末涼子は最初登場したとき、可愛らしすぎるし演技が軽すぎると感じたのですが、それは意図されたものだったことが後からわかりました。山崎努もあいかわらず良い味出しています。峰岸徹のシーン、これは最高だった!!公開中に亡くなられたということが、何倍にも何十倍にも感動を増幅しました。思い出しても涙が出てきます。
この職業のつらさ、たいへんさを表現するため、多少きついシーンがありますが、それを補うユーモラスな表現があり、救われます。このあたり、脚本や演出がすごく良いのでしょう。陰鬱なだけでなく、全体として明るく表現されていますし、なんといってもラストにつながるストーリーの展開がすごく良い!また、チェロが重要なアイテムになっていることにちなみ、音楽にもチェロのソロやチェロアンサンブルが使われているのにも感動しました。あと、本木や山崎がはめている高級そうな腕時計にも注目です。
モントリオール世界映画祭でグランプリを取ったとのこと、納得です。思うに納棺の儀式は日本的な情緒があり、様式美さえ感じられます。外国人が見るとエキゾチックさを感じるのではないでしょうか。まさに日本が自信を持って世界に送り出すべき作品だと思います。私が選ぶ今年の邦画NO.1です!!
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