紳士の時計選び~5
ビジネススーツに似合う腕時計を考えるシリーズです。今回は、針、風防(ガラス)、裏ブタを取り上げます。
●針
針の形状はいろいろありますが(ペンシル型、剣型、ドルフィン(イルカの尻尾)型など)、文字盤のデザインや時計のキャラクターに合っているかどうかが決め手になります。要は全体のバランスが整っているかどうかです。
針の方式について私の印象を書きますと、
・中3針式(真ん中から長針、短針、秒針が出ている一般的なもの):一番無難なオールラウンドタイプ。
・2針式(長針と短針のみ):秒針がなくて、せわしく動いていないため、時計を見たときに優雅な感がある。2針式はデザイン的にもバランスがよく、高貴な感じも受ける。ただ、時計が動いているかどうかが一瞬わからないデメリットがある。
・スモールセコンド(秒針が中心でなく下についているもの):クラシックなタイプの時計に見られる。レトロな印象を受けるとともに、秒針の動きが小さいので、2針式同様の優雅さを感じることもある。
・多針式(長・短・秒針以外にも針のついているもの):クロノグラフ(ストップウォッチ機能)や針式のデイ・デイトのものがある。クロノグラフは日常使うことがほとんどなく、サイドボタンとともにもっぱらデザインのためと考えるべきである。デイ・デイトなどの針も機能というよりは文字盤上のデザインの面白さのためにあると思う。
●風防(ガラス)
風防の素材には、強化プラスチック(レトロな時計など)、ミネラルガラス(安価な時計など)、サファイヤガラス(高級時計のほどんど)の種類がありますが、やはりキズのつきにくいサファイヤガラスを使った時計を選びたいもの。形状としては、一般的な平面ガラスのほか、ドーム状に盛り上がったものもあります。ドーム型サファイヤガラスは、その加工の難しさから高級品とされており、またホテルなどの照明がキラキラと美しく映り込むというメリットがあります。
●裏ブタ
時計マニアでもない限り、裏ブタに興味を持つことはないかもしれません。ただ時計によっては裏ブタにロゴが彫刻されていることや、ガラス式(シースルーバック)になっており中の機械が見えるようになっているものもあり、時計を楽しむ要素になります。
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