映画「たみおのしあわせ」
公式HP
http://tamiono.jp/indexp.html
ずいぶん前から観に行きたいと思っていた映画なのですが、なかなか時間がとれず上映終了ぎりぎりになってしまいました。この日曜日を逃すと時間的に観に行けなくなるので、朝から映画館に行きました。けっこう早く映画館に着いたのに、ミニシアターだと席が少ないため満席になっており、やむを得ず立ち見になりました。映画館で映画を立ち見で観るのは小学生のとき以来だと思います(あの当時はいまよりもずっと映画館が込んでいた)。
主演はオダギリジョーで共演の麻生久美子とはテレビドラマ「時効警察」の名コンビ。でもこの映画はオダギリジョー以上にクセの強い大物俳優が次から次に登場してくるので、主役としての影は薄いです。監督は岩松了氏で「時効警察」の上司(課長)役の人ですが、本職は劇作家・映画監督なのだそうです。そして「時効警察」の三木聡監督は、この映画では制作側ではなく、役者として出演しているようです。
原田芳雄が良い味を出していました。偶然ですが、先日観た「歩いても歩いても」にも原田が出演していて、登場する家が田舎の元医院であるという設定も同じでした。ただ「歩いても」では古風で威厳のあるおじいさん役であったのに対し、こちらでは現代のちょっと悪さのあるおやじさん役で、ダンディでかっこよくもあり、断然こちらの役のほうが彼に合っていました。
あと何回か出てくるシーンに、ケータイ文化への批判があります。ミスドでメール打つのにカチャカチャやっていたり、川辺でデートしてたら後ろでケータイで話す大きな声が聞こえる、などのシーンです。私など、別に気にもならないシチュエーションですが、原作者はケータイが嫌いなのだろうなと感じました。
この映画も事前にストーリーを知らずに観ました。よくある話を普通に描いていくのかな、と思っていたら突然普通でない話が入ってきます。しかしまた普通の話に戻りますが、ときどきおかしなシーンが出てきて、やっぱり普通ではありません。ストーリーは日を追って進み、クライマックスでは・・・・・。あー、そうきたか!そしてラストに向けてなだらかにエンディングを迎えました。なるほど、そういうことだったのか!面白い!これはすごいぞ。ストーリー構成が素晴らしい!
そう思って帰り、ネットで一般人の映画評を見てみると概して評価がすごく低い。不条理な映画として0点をつけている人もいたし、独自の奥深い解釈を試みている人もいました。でも映画というものは基本的にファンタジー(絵空事)なわけですし、そう真面目に掘り下げなくてもいいんじゃないでしょうかね。特にこのようなコメディ映画は。
私なりにテーマを解釈することはできますし、それが一般的に受け入れにくいものであったとしても、こういうテーマもありだよな、というところです。思うに、登場する女性がワルばっかりなのです。この映画が男性目線で描かれているとすれば、女性にはウケないかもしれない、と思いました。
私としてはけっこう気に入ったのですが、一般的にはそうでもないようなので、ご興味があればご覧ください(DVDででも)。
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