納得いかないエコCM | コルネットのうだうだ

納得いかないエコCM

テレビCMでエコロジーを標榜するものがありますが、どうも納得いかないものもあります。


●「エコ出張」(JR東海)

http://company.jr-central.co.jp/company/csr/eco-trip.html

新幹線で出張するとエコロジーになるというもの。新幹線はエネルギー効率が良いので、自然に優しい。クルマに比較すればたしかにそうだけど、実際の比較対象は飛行機だと思われる。ある人が出張に新幹線を使ったとしても旅客機は定期運航されているわけであり、飛行機の出す排ガスが減るわけでもない。つまりいくら出張に新幹線を使っても実際のエコロジーには貢献しないのではないか。


日本国民の多くが飛行機を全く使わなくなれば、旅客機の運行回数が減ったり、極端な話、航空会社が倒産するかもしれないが、このCMは客にそのようになるべきだ、とまで言っているのであろうか?そうでなければ、実際には効果がないにもかかわらず、新幹線はエコロジーに良いという気分にさせて飛行機利用客を奪おうとしているだけではないのか。


●「エコ替え」(トヨタ自動車)

http://ecogae.jp/

「まだ乗れるのに燃費の良いクルマに乗り替えたよ」というCM。たしかに日本全体で燃費の良いクルマが多くなればエコロジーに貢献できるであろう。しかしその前提として、多くのクルマが廃棄され、また多くのクルマが生産されることになる。そのためには大量のエネルギーが消費され、地球資源が消費される。はたして燃費のよいクルマにどんどん買い替えたほうがエコロジーに貢献するのだろうか。


本来、エコロジーに貢献するのは自家用車をなるべく使わず、電車・バスなどの公共交通機関を利用する方向であるはず。なのにトヨタはクルマを売りたいからどんどんクルマを買え、と言っているように聞こえる。エコロジーを訴えるなら、トヨタはハイブリッドカーを世界で初めて発売するなど、こんなに低燃費のクルマを作っています、と言ったほうがいいのではないか。



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