J.ホロヴィッツの協奏曲集
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1274/
ジョーゼフ・ホロヴィッツ Joseph Horovitz は1926年生まれの現存するイギリスの作曲家。その自作自演による4つの協奏曲の入ったCDです。
ホロヴィッツという作曲家はユーフォニアム(Eup)協奏曲で知っていたけど(世界で初めて書かれたEup協奏曲とのことです)、これまで聴いた演奏は金管バンドの伴奏によるもので、私はそれほど好きな曲だとは思っていなかったのですが、このCDは室内オーケストラの伴奏と世界最高峰のEup奏者スティーブン・ミード Steven Mead による演奏で、全然印象が違いました。ミードの素晴らしい音色とテクニックがオーケストラの上品な音色の上に浮き上がって、ソロが何倍にも引き立って聴こえます。改めてこの曲の良さを発見しました。オーケストラ伴奏のEup協奏曲が他にあるのかどうか知りませんが、Eupにとっては貴重なレパートリーではないでしょうか。
そのEup協奏曲よりも良いのがクラリネット協奏曲で、さらに良いと思ったのがヴァイオリン協奏曲。どちらも世界初録音とのことです。曲も良いですが、演奏が素晴らしいと思いました。どちらの独奏者もテクニックと表現は秀逸。ホロヴィッツの作品を、完璧に仕上げています。
もう1曲のジャズコンチェルトについてはそれほど良いと思いませんでしたので、あんまり聴いていません。
ホロヴィッツの作風は、現代風ではなくロマンチックでもないですが、なかなか面白いと思います。ジャン・フランセを感じさせるところもあるし、ミニマルミュージック風なところもあるような気がします。このような素晴らしい曲を書く作曲家が現存していることを知りませんでした。Wikipedia によるとホロヴィッツはゴードン・ジェイコブ Gordon Jacob から作曲を学んだそうです。ということは、RVWやホルストの伝統を受け継ぐ、正統派英国作曲家なんですね。
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