最寄り駅の広告
この広告を見て、JR尼崎駅前に行く人が激増するとは思えない。
同じ柄の診察券を私持っている。
盛況のよう。前に自転車いっぱい止まっている。
歯科院、不動産屋は駅の4方八方にある。
園田駅の近くにあってこそ園田学園と最近まで思っていた。駅の南はかつては園田地区だった
ことを知った。南塚口町とか東塚口町になっているあたり、すべて園田村の領域であった。
駅の周囲かつては沢山質屋があった。いまでも数軒残っている。
かつてプラットホーム上の広告は圧倒的に阪急電車系列のものであった。
電車の窓から見える駅広告の多くは医療関係であった。
初めて東京へ行った時(学生時代)山手線や中央線の各駅の広告板は学校関係が多いのに驚いたことがある。
大阪は医療、東京は学校という印象であった。今でもその傾向は残っている。
伊丹線の駅の外広告(駅の外周広告)は今でも医療関係が多数派
阪急電鉄の車両内広告は、他社線に比べると数ない方。京都線は高槻・北千里~天六(動物園前)で阪急と大阪メトロが相互乗り入れしているが、メトロの方は車内所狭しと広告が張られている。出入り口のドアにまで。
冬の雨メトロの駅を出でにけり 栃木絵津子
- 晩夏地下鉄翅毟られし者を乗せ 高野ムツオ 鳥柱
- 地下鉄が梧桐の地に潜りたり 久保田慶子
- 地下鉄を出るより三社祭かな 倉田春名
- 義士の日の顳に地下鉄の風 伊藤白潮
- 地下鉄の青きシートや単物 中村汀女
- 地下鉄の出口Aより緑さす 烏丸道子
- 地下鉄を出て賑はへり義士祭 大牧 梢
- 河の下走る地下鉄木の芽寒 和田耕三郎
- 地下鉄は詩作工房年惜しむ 皆吉司
- 地下鉄の押し来る空気花疲 小川軽舟
- 地下鉄にかすかな峠ありて夏至 正木ゆう子
- 地下鉄の音きれぎれにくる月光 対馬康子 純情
- 地下鉄のキップは蝶のようなもの 対馬康子 純情
- 地下鉄の青きシートや単物 中村汀女
- 地下鉄を上がれば神田祭かな 前野雅生
- 地下鉄を出れば銀座の春の雪 吉屋信子
- 短夜を蛹にもどり地下鉄に 小檜山繁子
- 地下鉄を出て日のかつと蟻の粒 蓬田紀枝子
- 地下鉄にかすかな峠ありて夏至 正木ゆう子
- 地下鉄にわれも生きもの咳をして 寺田京子
- 地下鉄に水流れ入る日蓮忌 横光利一
- 地下鉄は楽器みどりの席長く 和田悟朗
- 地下鉄が地上を走り秋の暮 鈴木六林男 後座