荒梅雨や肉屋が肉を解体し 大木あまり 火のいろに
 
解体の屋敷見てゐる冬帽子 斉藤美知子
 
解体のほこりに追はる秋の蝶 松沢満里子
 
飴色の陽が解体の藁塚に 山口速
 
かげろふに消防車解体中も赤 西東三鬼
 
笛のこゑ鉾を解体せし後も 山口誓子
 
解体ビル死屍のごときを吊る暑し 上井正司
 
いにしえを解体すれば時崩れ 和田悟朗
 
花八ツ手ビル解体をにぎやかに 斉藤夏風

駅前の3つのビルのうちの3番目のビルは解体が決まり、3月末にビル内の営業活動は終息。

それから2か月以上かけて6階建てビル全体の足場造り、その足場を含みビル全体が防音シートで覆われた。

2階部分のビル外のアプローチは残されているが、ビル内へは入れないので、誰も通らない。

よって、3番館から1番館へ通じる部分の通行量も減少している。

その通路に毎年展示されていた周辺地域の保育園、幼稚園、子供会などの七夕飾りは

今年は(多分来年以降も)中止のよう。

新ビルの出現は5年先とのこと。

 

 

例年なら各子供会用の縄張りが掲示されているが今年は閑散。

毎年面白い願い事などを読む機会があったが淋しい気分

今日、大坂四つ橋線のターミナル、西梅田駅へ向かっていると、

ややひと気が途絶えるようなところに七夕笹が設置されていた。

阪急百貨店のショーウィンドゥも特に七夕を意識したものではなかった。