大昔信州の学生村で夏休暇を過ごしている時に目についたのが、

この季節によく見かける。

民宿の主に名を聞くと「キンギョソウ」ということだった。

しかしその後、キンギョソウといえば、他の花を指すのが一般的なので、ヒメヒオウギという名で記憶していた。

ウィキペディア:

 

ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙、学名Crocosmia x crocosmiiflora)またはヒメヒオオギズイセン[3]は、アヤメ科ヒオウギズイセン属(クロコスミア属)の雑種ヒオウギズイセン英語版) Crocosmia aurea とヒメトウショウブスペイン語版Crocosmia pottsii との交配種である[1][4]園芸ではクロコスミア、または旧学名のモントブレチア[1]の名前でも呼ばれる。一般的に「ヒオウギズイセン」と呼ばれるワトソニア属英語版) Watsonia の園芸品種群とは関係はないので、注意が必要である。また「金魚草」と呼ばれることもあるが、キンギョソウとは異なる。

 

 

「ヒメヒオウギスイセン」と呼ぶのが正しいよう。「キンギョソウ」という呼び名もまったく間違いとは言えないよう。

そういえば、ニワセキショウの背を伸ばしたような花をヒメヒオウギと呼ぶことも思い出した。

ヒメヒオウギ

↑ヒメヒオウギ

↓ヒメヒオウギズイセン

季語として利用した句は見つからなかった。

檜扇のうしろ清少納言かな 平井照敏
 
檜扇の如く並べし潤目鰯かな 青木月斗
 
檜扇の金の月夜でありにけり 佐々木六戈 百韻反故 初學
 
車降り檜扇の花教へ給ふ師に従きて来し秋の信濃路 神作光一
 
檜扇の葉に洩る顔や燕子花 嵐山 五車反古