TADAIMA というボランティアグループの公演に接した。

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いつもの神戸市北区淡河の施設のクリスマス会

 

会場の外

外気温7℃ 池にはもちろん人の気配なし。

駐車場は満杯

会場入り口付近

 

参加者も大いに盛り上がった。

 

歌も良かった。

 

「なだそうそう」

森山良子が、ライブで共演したBEGINと意気投合して、沖縄の曲を依頼した。BEGINから送られたデモテープのタイトルに書いてあった「涙そうそう」は沖縄の言葉で「涙がぽろぽろこぼれ落ちる」という意味であると聞き、森山が若くしてこの世を去った兄を想う歌詞をつけた(しかし、別れの歌、卒業ソングとして親しまれている)。1998年に森山良子のアルバム『TIME IS LONELY』に収録された。また後に、2001年12月5日発売のシングル「さとうきび畑」のカップリングとして収録されている。

 

今生の鳥のたる平野よ 小川双々子
 
蘖やに古きはなし 中村草田男
 
蘖やに古きはなし 中村草田男
 
艪の声波を打って腸凍る夜や 艪声波を打って腸凍る夜や 松尾芭蕉
 
巨星隕つ星流るるは痕と 中原道夫
 
鳥追やゆきゝの道の橋 野村喜舟
 
葱剥きて余生をもろくせり 大畠新草
 
象の貌にの迹や冬旱 貞弘 衛
 
怒濤真横にたまりて寒の牛 きくちつねこ
 
花著莪にかくさず泣きにけり 長谷川かな女
 
旅人は汗もも独り拭きぬ 中村草田男
 
雪眼ゆえ貧しさゆえのかな 本宮 鬼首
 
茄子の馬つくりつゝ又ぐむ 寺前 たね
 
ぐむ百日紅の花の下 播磨 てるみ
 
端居してこの頃もろき姉 出羽 智香子
 
花衣縫ひつゝこらえつゝ 吉村 敏子
 
ほろほろ春の夜は訳もなく 播磨 てるみ
 
君がの潜き上げたる真珠かな 金子 晉
 
少年にジュラ紀の 恐竜展 森 早恵子
 
馬が来る にじませ ビルを負ひ 鷲巣繁男
 
全市臘ここに上司に酒さす婦人 大原テルカズ
 
鳥がきて大きな木につるす 阿部完市
 
谷に妻あり男ぱらぱらぐせ 金子兜太
 
あつあつの婆がや大根焚 岸田稚魚
 
火袋に榾のが煮つまるよ 佐藤鬼房
 
乾鮭の無念もも売られけり こしのゆみこ
 
熱燗といえども私の以下 安田 笙
 
冬空へ消えてゆくたましいよ 北島輝郎
 
あたらしい袋やしどみの実 山中葛子
 
拭き面を上げよ鳥渡る 下村梅子
 
をしぼりし恋や縷紅草 大井恒行
 
眠たさの一滴夏の風邪 野澤節子
 
ラムネで乾杯してぐむ大晴天 原子公平
 
痕を伝ひて崖の滴るや 上田五千石
 
さか立ちしたら溢れる 六月は 松本恭子
 
宿大きすぎて寄居虫ぐみ 林 翔
 
蜃気楼背にしてもなお湧く 平井久美子
 
行く春闘や鉄道員の目に 八木博信
 
すずめ遊ぶかげろふの中の中 金子弘子
 
田と老いて痕にがきごまめかな 隈 治人
 
たのしくてぐむ妻胡桃割 細川加賀 『傷痕』
 
のはなやぎにをり十二月 原裕 『青垣』
 
や金襴冷ゆる夜の柩 柴田白葉女 『朝の木』
 
秋の墓ぬかづけば滂沱たり 柴田白葉女 『夕浪』
 
眼に張り枯菊の力見る 齋藤玄 『雁道』
 
走る盆提灯を畳まねば 小林康治 『存念』
 
ほど降りて晴れたる桜桃忌 小林康治 『存念』
 
露けくてやがてのかはきけり 小林康治 『華髪』
 
風にすぐ乾くや梅寒し 小林康治 『華髪』
 
キッド観てひとり師走のかな 岸田稚魚 『萩供養』
 
苅田に水たまればのごとし 加倉井秋を 『午後の窓』
 
枯木星兄逝くにもう見えぬ 加倉井秋を 『午後の窓』
 
伏せばなほや露の音すらむ 石原八束 『幻生花』
 
汗とこも~こぼし合掌す(松江なる宍道夫人に) 『定本石橋秀野句文集』
 
握手してこぶしに秋のかな 阿部みどり女 『石蕗』
 
菠薐草の花咲きいつ乾く 阿部みどり女 『雪嶺』
 
着ぶくれて人のを見てをりぬ 大木あまり 火球
 
こんな日のためのや鬼やんま 大木あまり 火球
 
煮凝溶け魚のの流れけり 大木あまり 山の夢
 
象の貌にの迹や冬旱 貞弘 衛
 
たふとがるやそめてちる紅葉 芭 蕉
 
ひとつぶの見てより秋深し 古賀まり子
 
手に取らば消えんぞあつき秋の霜 芭 蕉
 
ぐむこと多くなるゐのこづち 尾崎道子
 
曼珠沙華母はすたびに老ゆ 石田仁子
 
夫婦老い見せ合ふ終戦日 殿村菟絲子
 
眠たさの一滴夏の風邪 野沢節子
 
空手に拭ふ三日や暑気下し 中村草田男
 
裸子やの顔をあげて這ふ 野見山朱鳥
 
するすると走りぬ籠枕 松本たかし
 
花著莪にかくさず泣きにけり 長谷川かな女
 
花嫁のの光る聖五月 田原央子
 
横むいてを拭けば藪柑子 梶山千鶴子
 
初夢に古郷を見て哉 一茶
 
琴始くやしにくれたるが 辻 桃子
 
泣初のがゆれて笑ひけり 上野 泰
 
灰に落ちしみられし泣初め 阿部みどり女
 
鳥が来て大きな木につるす 阿部完市
 
晩年や左眼のを右眼容れ 永田耕衣
 
真葛野よ憎めばにごります 芹沢愛子
 
楠の実の黒を踏む爆心地 三嶋隆英
 
奇術師ののやうに蝿とまる 大石雄鬼
 
少しずつにじんで白絣 田中みち代
 
あふれきしに似たりいぬふぐり 阿部陽子
 
犬ふぐりもう咲いてもうぐむ 古賀紀子
 
パンジーがこちら向くから拭く 近藤三知子
 
フリージヤの様に光るもの 中山玲子
 
涅槃図に小さき描かれず 菅原章風
 
子の乾くを待ちて雛しまふ 廣井良介
 
春炬燵母のを見てしまふ 平間真木子
 
干鰈眼窩にせしあとか 山中蛍火
 
負けん気の零すや独楽の紐 林 八重子
 
冬芽満つふかざる吾子の意志 平子 公一
 
笑よりあふれて年忘れ 林 翔
 
眼帯に沁みつつ火事近し 白岩三郎
 
短日や病師はすぐにぐみ 渡辺立男
 
の一滴花となる霜夜 千代田葛彦
 
涸れし世に雁来紅滴るよ 林 翔
 
実柘榴のの粒に似しを食む 馬場移公子

会食のメニューも洗練