阪急電車神戸線の塚口駅 南改札口前のローターリー。

1番館、2番館、3番館の三つのビルが、駅に向かってコの字形に建っている。

一般公募だったかどうか記憶にないが、サンサンタウンという名称。

↑正面が1番館で、右側が2番館。

 

↑は開設当時(39年前)の画像のコピー。

正面が2番館で、近在で最も著名で巨大な企業である三菱電機の

adが目立つ。右手が3番館で、ツインビルの形をとっており、奥のビルの屋上にはかつてのダイエーのロゴが立っている。2番館の5階以上はマンションである。

 

現在の3番館。11月15日以上は立ち入りできなくなる。11月末には姿が見えなくなりそうなので、記念撮影。

 

↑かなり前にダイエーのロゴは解体されたが、枠組みはまだ残っている。

 

3番館の南端から駅の改札口の方向を見ている。

道路際はバスの乗降場になっている。内側のロータリーはタクシー乗り場。

阪急タクシーとその他の会社が乗り場を確保している。

3番館への出入り口は多数ある。↑は2階の回廊からのメインの出入り口。

外側回廊はほぼ円状(正方形状?)に3つのビルを巡っているので、2階からの出入り口も4つある。

店内は、ダイエー側も、専門店側も閉店セール中である。すでに閉店した店も多い。

 

左手にみえる花屋はしばしば利用した。しかしこの花屋は駅の周辺にいくつも店舗を構えているので

利用は続くであろう。

 

花屋の奥は

マッサージ店であったがすでに閉店。マッサージ店の前は注文受付書店?であった。

その前は古書店であった。伊丹文庫という名であった。伊丹三樹彦が店主であった。

俳誌「青玄」の発行所であった。

よって週に2,3度、立ち寄っていた。

私が、この結社に入会した時の発行所(=古本屋)はここではなかった。上の店は39年前に開設された。

それ以前は、

 

交通警察の営業地。背景は3階建ての駐輪場であるが、青玄発行所はここにあった。

角地には新聞配達の基地であった。その横が古書店であった。私は中学生の頃から古書店へ出入りしていた。

何軒もの店が並んでいたが、今では他どんな店があったか思い出せない。

このあたりにあった店は、なべて3番館に入居した。古書店も例外ではなく、3番館の1階へ移ったのが

39年前。

 

今は3番館のすべての出入り口に

「閉店」or「開店」で検索

白濁の銀行の性閉店後 鈴木六林男
 
ベビーシヨツプ聖樹灯して開店す 栗山妙子
 
蕎麦の実を添へ開店のそば処 鈴木幸子
 
水打つてスーパー開店五分前 飯田弘子
 
閉店の地下街に止む造り滝 小松世史子
 
七色の風船くばる開店日 谷 和子
 
開店の風船梅の空へ飛ぶ 中村和子
 
時雨きてどんぐり銀行閉店す 岡 汀子
 
開店の新書匂ひぬ梅二月 板坂良子
 
雛納して閉店となる老舗 稲畑廣太郎
 
熱燗の閉店ちかき置かれやう 大牧広
 
まだ暮れぬ虹に閉店のばしけり 毛塚静枝
 
閉店の昨を船出の秋雲に 久米正雄 返り花
 
閉店(かんばん)の体験の天窓は落ちないでない 加藤郁乎
 

最後の句は誤植のような気がするが。

閉店と書いて、かんばんと読ませるのは面白い。

 

 

駐輪場の西側は踏切で、それより西は田んぼと線路際のあぜ道があった。

 

その踏切の西側の田圃

39年前に富士銀行がビルを建設。塚口支店を開業。

よく空ていたので、ここで口座を開設した。

 

 

↑のような高層ビルに変わるようだ。

 

ホソバノトキワサンザシ