コミカンソウ

憲法９条を詠んだ俳句が「公民館だより」に掲載されないのは、憲法に保障された表現の自由の侵害に当たるとして、作者の女性（７７）がさいたま市に慰謝料などを求めた訴訟で、女性は２４日、市に５万円の支払いを命じたさいたま地裁判決を不服として、控訴した。

　市は２０日、控訴する方針を示していた。

　女性の詠んだ句は、所属する俳句サークルで秀句に選ばれ、従来なら「公民館だより」に掲載されるはずだが、採用されなかった。同地裁は１３日、公民館職員らは掲載できない理由を十分に検討せず、不公正な取り扱いをしたなどとして、市側の違法性を指摘しながらも、憲法違反は認めなかった。
　女性は報告集会で「違法判決を認めない市側の態度は許せない思いでいっぱい」と話した。

時事通信のニュースより↑

憲法9条をテーマにした句は、私の所属結社ではしばしば登場する。

１昨日の句会でも

九条の行方椿の実が爆ぜる

という句が出ていた。

鬼薊やポリゴナムも見える。初めて見た時には、合歓の木の芽かと思った。

複葉ではない。

高さは10から40センチ、直立茎は紅色を帯び、それから分枝のない小枝を横に出す。葉は長さ1センチ前後の長楕円形でほとんど無柄。直立茎では下部にのみやや大きい葉が着き、上部では鱗片状に退化しているが、小枝には左右2列に分かれて密に互生し、小枝は羽状複葉のように見える。また小枝の葉は就眠運動し、夜には2列が上側へ閉じる。その点でもマメ科植物の複葉に似ている。

花は単性で、萼片（6個）と雌蕊（1個、子房上位）または雄蕊（3個）からなり、緑白色で直径1ミリほど。小枝の葉腋から下向きに夏に咲き、ほとんど無柄。小枝の基部から中央部には雌花、先端部には雄花が着く。果実は直径3ミリ程のやや偏平な球形のさく果で、多数の種子を含み、赤く熟し表面には横方向の凹凸が多い。そのため、見かけは小さなミカンを想わせ、和名の由来にもなっている^[1]。その形は、羽状複葉の主軸の下側に実が並んでいる、と見える。