十三(十三)駅西口の火事跡が整備され、10月1日開業予定と新聞に報じられていた。
ただし記者はこの地区に詳しく内容で、掲載すべき画像を間違っていたように思う。
↓すでに整備が終わって営業している店が並ぶ通りの奥の店を写していた
撮影日は22日。祝日とて休業している店が多い。↑
西口改札口を出てすぐ横の、神戸線のホームに並行しているこの通りは、ず~と閉鎖されていてのぞき見もできなかった。↓
カラー歩道になっている。横幅2メートルしかなかった道が4メートルになった。
雨が激しくなってきたので、踏み込めなかった。
10月1日一斉開店は無理な感じ。
俳句作家は上品なのか、
「安酒」「呑み屋」では例句発見できず。
- 象を呑む蛇の話や冬籠 高野ムツオ 蟲の王
- 鳩が呑むみ手洗あふれ初観音 神尾嘉津子
- 飴湯呑む城主の館冬もみぢ 秋山花笠
- 白湯を呑む十月吉野杉匂い 中島斌雄
- 話す事逢へば少なく古茶を呑む 甲斐 とくえ
- 麦湯呑むガラスコップを頬に当て 戸田 利枝
- ビール呑む男の持てる喉ぼとけ 佐藤 都
- ストローの泡をそのまま猟夫呑む 大石雄鬼
- きさらぎに片手動かぬ男と呑むよ 夏石番矢
- 声呑むや廃墟夕焼剰すなし 小林康治 『玄霜』
- ニユース館冷厦の間に人を呑む 河野南畦 『花と流氷』
- 暑気払ひ皆呑む家族楽しき時 高浜虚子
- 突き上げて仔鹿乳呑む緑の森 西東三鬼
- 遠蛙酒の器の水を呑む 石川桂郎
- 社会鍋人彼人を呑む銀座 指澤紀子
- 小春日やピエロ酒呑む鼻を取る 長村道子
- 野生馬に水呑む序列葛の花 早川利浩
- 人降ろし馬が水呑む花アカシア 横山房子
- 次の子に帽子あづけて泉呑む 江本英一
- 浜人ら豪胆に呑む花見酒 今 鴎昇
- 遠蛙酒の器の水を呑む 石川桂郎
- 唐辛子焼いて肴にちびちび呑む 滝春一
- どびろくは片口を以て呑むべかり 纐纈寒郎
- ひら~と猫が乳呑む厄日かな 秋元不死男
- 暑気払ひ皆呑む家族楽しき時 高浜虚子
- 遠蛙酒の器の水を呑む 石川桂郎
- 妻など知らず二の午の酒立ち呑むは 西谷義雄
- 賀状完配井戸から生きた水を呑む 碧蹄館
- 虫なくや我れと湯を呑む影法師 普羅
- 蟲鳴くや吾と湯を呑む影法師 前田普羅
- 冬三日月更に呑むため別れゆく 寺井谷子
- ストローの泡をそのまま猟夫呑む 大石雄鬼
- 百日紅ごくごく水を呑むばかり 石田波郷
- 呑むといひ刃をくわへ花李 中田剛 珠樹以後
- 迷惑をかけまいと呑む風邪ぐすり 岡本眸
- 虫なくや我れと湯を呑む影法師 前田普羅
- 枇杷葉湯呑むや涼みの行すがり 秦洋
- 突き上げて仔鹿乳呑む緑の森 西東三鬼
- 河が呑む小石どぷんと蚊喰鳥 中村汀女
- 梅酒飲む波郷を思ひ更に呑む 相馬遷子
- 遠蛙酒の器の水を呑む 石川桂郎(1909-75)
- 出刃を呑むぞと鮟鱇は笑ひけり 阿波野青畝(1899-1992)
- その男恋はあらじ甘酒を呑むこと七碗 尾崎紅葉
- 素魚呑むまたしても人疑いて 宇多喜代子 象
- 飛ぶ鳥に魂を呑む池ひとつ 沼尻巳津子
- 九月一日ごくと冷めたる渋茶呑む 中拓夫
- 紫陽花や水呑む固き喉ぼとけ 中拓夫
- 寒月を呑む鶴すこし亀もすこし 攝津幸彦
- 春ゆうべ蛇口が水呑むあおむいて 坪内稔典
- 椰子汁呑む 遠祖を海の民と定め 伊丹三樹彦 写俳集
- 明月や無筆なれども酒は呑む 夏目漱石 明治三十年
- 日の出でや鶉水呑む窓あかり 琶扣 俳諧撰集「藤の実」
- 貝で呑む人をあふぐや年忘 黒柳召波 春泥句集
- 突き上げて仔鹿乳呑む緑の森 西東三鬼
- 白湯を呑む十月吉野杉匂い 中島斌雄
- 火呑む欅硫酸車ゆき過ぎて戻る 赤尾兜子
- 虫なくや我れと湯を呑む影法師 前田普羅
- 唐辛子焼いて肴にちびちび呑む 瀧春一
- 百日紅ごくごく水を呑むばかり 石田波郷
- 出刃を呑むぞと鮟鱇は笑ひけり 阿波野青畝
- 遠蛙酒の器の水を呑む 石川桂郎
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