尼崎市内には65本の保護樹木がある。一覧表を覗くと、
神社や寺院にあるものが圧倒的である。
潮江素戔嗚神社の樟↑
↓銀杏も一覧に含まれる。
しかし↓の木は、神社仏閣あるいは旧家宅のいずれにも所属しない古木乍ら一覧にはない。
幹回りは十分に資格を満たしているが、樹高不足のためか?
一里塚として植えられた可能性がある。ということはこの道はどこかに通じる街道筋だったのか。
今では、北側100メートル足らずで、阪急電車神戸線の線路柵で行き止まりで、東か西へかなり歩かないと踏切ないし高架下にたどり着けない場所にある。
榎から榎へ飛やかんこ鳥 蕪村遺稿 夏
うつし世の白葱をほめ久女忌へ 榎 三吉
わが死にしのちも夕焼くる坂と榎 加藤かけい
ふた本の榎しぐるる月日かな(故郷西ケ原に戻る) 岸田稚魚 『負け犬』
公園となりし城址に榎の実熟る 杉山三知子
榎の実食ふ二十羽も一とかたまりに 阿波野青畝
榎の実散る此の頃うとし隣の子 正岡子規
柵されて榎の実をこぼす一里塚 小林勇二
榎の実置く空襲を経し文机 秋元不死男
榎の実ちる椋鳥の羽音や朝嵐 芭 蕉
春をしむ人や榎にかくれけり 蕪 村
秋出水家を榎につなぎけり 西山泊雲
くちなしの実がふくらんで雨一と日 榎嶋紀子
夢の蝉ならずこの楠かの榎 福永耕二
煉炭の眼に火が満ちて雨強まる 榎島沙丘
榎の実降る母ありし日の筵機 為井しのぶ
榎の実置く空襲を経し文机 秋元不死男
樹上より幼な声して榎の実 廻富士野
榎実熟すもう鵯の来る時分 赤星水竹居
榎の実食ふ二十羽も一とかたまりに 阿波野青畝
榎の実散る此頃うとし隣の子 正岡子規
野施行や一本榎野に立てる 河東碧梧桐
我庵は榎許りの落葉かな 樗良
露寒や榎のもとの塒鳥 桃李
秋暑し榎枯れたる一里塚 茅舎
夢の蝉ならずこの楠かの榎 耕二
わが死にし後も夕焼くる坂と榎 加藤かけい
夢の蝉ならずこの楠かの榎 福永耕二
椋鳥の立ちて行きたる榎哉 山本洒石
門前の榎に高き燈籠かな 寺野竹湍
三代の長者滅びて榎実哉 升本翠華
古榎伐るべかりしを若葉かな 佐々木笹舟
街近き榎か下の幟かな 南雅
わが死にし後も夕焼くる坂と榎 加藤かけい
懸巣鳴いて榎の花をこぼしけり 大谷句仏
波音に榎の実こぼるる港阯 木村蕪城
ふたもとの榎しぐるる月日かな 岸田稚魚
榎僧正切株僧正日永かな 龍岡晋
豆撒が済んで地主の榎星 久米正雄 返り花
鳥の巣のありありみゆる榎かな 一茶
寺町や榎実を拾ふ乞食の子 尾崎紅葉
秋の日や榎の杪(うら)の片なびき 芥川龍之介 澄江堂句抄
秋の日や榎の梢の片靡き 芥川龍之介 蕩々帖〔その一〕
鳥渡り渡りて太る榎かな 山本洋子
榎また無数の傷に陽がしみる 坪内稔典
夢の蝉ならずこの楠かの榎 福永耕二
娵星の御皃をかくす榎哉 一茶 ■文化十二年乙亥(五十三歳)
猫の子が蚤すりつける榎かな 一茶 ■文化十二年乙亥(五十三歳)
町中に冬がれ榎立りけり 一茶 ■文化十一年甲戊(五十二歳)
けろ~と師走月よの榎哉 一茶 ■享和三年癸亥(四十一歳)
秋風のしきりに吹くや古榎 夏目漱石 明治三十七年
うぶすなの昔の榎茂れども 臼田亞浪 定本亜浪句集
名月や志賀の磯田の榎いろ 智月 俳諧撰集玉藻集
浦々のうしろに実なき榎かな 風蕎 俳諧撰集「有磯海」
ほとゝぎすなくや榎も梅さくら 中村史邦
くち木となおぼしめされそ榎茸 服部嵐雪
ゆくとしやお旅のまへの古榎 椎本才麿
秋の日や榎の梢の片なびき 芥川龍之介
初時雨榎はづるゝ日脚かな 井上井月
榎の実散る椋の羽音や朝嵐 松尾芭蕉
半日の閑を榎やせみの聲 蕪村 夏之部 ■ 寓居
榎時雨して淺間の煙余所に立つ 蕪村遺稿 冬
春をしむ人や榎にかくれけり 蕪村遺稿 春
うつくしや榎の花のちる清水 加舎白雄
つふつふと箒をもるゝ榎の実かな 重翠
ほととぎす鳴くや榎も梅さくら 内藤丈草
木にも似ずさても小さき榎の実かな 上島鬼貫
春をしむ人や榎にかくれけり 與謝蕪村 傍に寄ると迫力を感じる。
新しい標識が立っていた。(ぶらさがっていた)。
エノキらしい。この木の北側に同じように保護樹木の資格を欠くが、
並の保護樹木より古木だと思う。
注連張つて古木は神の木となれり 甘糟怜子
古木偶のざんばら髪や藍の花 吉田汀史
唖蝉を集め古木は優しい樹 池上拓哉
鴛鴦に古木はげしく枯れにけり 石鼎
古木偶のまなこの寂とひるざくら 吉田汀史
俗名をおほはず桜古木のもと 中田剛 竟日
つばくらめ倒木なりし山古木 中田剛 竟日
山を背の梅は古木に久女の碑 児玉欣子
剪定師古木のごとく立ち憩ふ 田村了咲
お彼岸の入日を刺して桑古木 久米正雄 返り花
たんぽぽ三つ四つ梅の古木の苔 北原白秋
末の露もとの卜治や古木の山 雪色 選集「板東太郎」
玉梅の古木咲く白あをざめし 山口草堂
今日の市尼
垂れ幕が東門付近だけで3枚
練習場 なんか小柄な選手が多いように思った。今いるのは下級生だけか?
欅高校に椋鳥が見てをり日の出すすむ 森 澄雄
義足あり白馬高校スキー部員 味元昭次
高校女生徒奈良漬に酔ひ寺紅葉 中村草田男
↑この横断幕は、保護者会、PTAないし後援団体寄贈のものではなく、市の提供物のような気がする。
通学路の端にある、ポンプ場の塀にかかっていた。
銀杏散る野球少女の帽子にも 仙田洋子 雲は王冠
緑蔭の野球の球が緑蔭ヘ 鈴木洋々子
黄金の蓮へ帰る野球かな 攝津幸彦
脚冷えて立ちて観ていし孤児の野球 鈴木六林男 谷間の旗
梅雨晴や野球知らねばラヂオ消す 及川 貞 ・
神社や寺院にあるものが圧倒的である。
潮江素戔嗚神社の樟↑
↓銀杏も一覧に含まれる。
しかし↓の木は、神社仏閣あるいは旧家宅のいずれにも所属しない古木乍ら一覧にはない。
幹回りは十分に資格を満たしているが、樹高不足のためか?
一里塚として植えられた可能性がある。ということはこの道はどこかに通じる街道筋だったのか。
今では、北側100メートル足らずで、阪急電車神戸線の線路柵で行き止まりで、東か西へかなり歩かないと踏切ないし高架下にたどり着けない場所にある。
新しい標識が立っていた。(ぶらさがっていた)。
エノキらしい。この木の北側に同じように保護樹木の資格を欠くが、
並の保護樹木より古木だと思う。
垂れ幕が東門付近だけで3枚
練習場 なんか小柄な選手が多いように思った。今いるのは下級生だけか?
校内道路
通学路の端にある、ポンプ場の塀にかかっていた。