今年の柿はどうか?
いまどき、柿の収穫にやきもきする人も少ないだろうが。
田園地帯でも、商品価値を持たない柿は放置されたままの風景をよくみかける。
干し柿をつくる老人がいなくなっている。というより作っても誰も食べないから作るのをやめてしまっている。
とりわけ上手に作れる人だけが「道の駅」などへ細々と出荷しているのだろう。


句会参加

特選にいただいた2句


青梅雨や鰭あるごとく床みがく

恥らいつ竹皮を脱ぐ夜のしじま

1句目:
梅雨ざんざ、梅雨の底ではなく、「青梅雨」としたのがうまい。
じめじめした、身体もだらけそうな湿気といった梅雨のイメージを消して
ものみな成長する雨を得て、生き生きと日常を過ごす女性の姿が目に浮かぶ。


出句5句 席題 「介」

悔いているぐんぐん伸びるアカンサス


アカンサス、このブログでも最近画像紹介したが、
パンジーやペチュニアといった花壇向けの花の背後で、大柄な姿を見せる多年草である。
ギリシャの国花でもある。
ギリシャは民主主義=デモ(大衆ないし愚衆=自分の名前さえ書けない人々)に投票権を与えた最初の国。

それを議会制民主主義という制度へ高めたのはイギリス。
民主主義が衆愚制へと変化すると、短絡的な投票行動となり、
民衆にこびない限り政権を維持できない。

今イギリスの人々はregretしているらしい。

その辺の思いを俳句にしたかった。

今アカンサスは豪華(?)な花を咲かそうとしている。

遠路の下をくぐる用水路(排水路)跡で蔓延るヤブマオ。
近所ではここでしか見られない。


ハムステッドで道端にこれに似た草が茂っていた。
しかし触ると葉裏の棘が刺さって痛いのである。
人に聞いてなまえを教えてもらった。
名前は忘れたが、文字通り「イタイイタイクサ」と訳せる名前であった。

ふと寄りて期日前投票梅雨晴間

デモらしい投票行動!