里山は父祖の墓山茸山

書家さんのブログに行きあたって、そういえば、
莫山さん一門の人に、この句を選んでもらい、おおきな紙に書いてもらったことがあるのを思いだした。

で、その書が梅田の地下に展示されているというので
見にいった。

梅田の地下街は迷路である。
阪急電車の梅田駅周辺はなんとか歩けるけれど、
JRの北新地駅や地下鉄の西梅田方面になると
ハービス方面へ抜ける道が一杯あって、うろうろ。

思わぬ人気(ひとけ)のない所に
展示所があった。
ここなら通行の邪魔にならないけれど
代わりに
誰も寄ってこないではないかといった場所。

句意は単純。


父方の家の墓もそうだが
母方の家の墓は、まさに家のすぐ裏の山にある。
その山の奥もずっと山だけれど
村の各家の墓地が点在している。

山の向いの山に作東バレンタインというホテルがある。
そちら側からみると、実家の裏山には転々と墓地が繋がっているのが分かる。
まさに墓山である。

人家にもっとも近いところに我が家の祖父母を始め、伯父伯母等々、
16世紀にまで遡って盛り土しか残っていない祖先の墓がまとめてある。
その地に移り住んだ初代のみ別のところに埋葬されてる。

そんな墓地と墓地の間に開拓した畑があり、畑と墓地とを区切る林の中には
椎茸ほだが置かれている。その昔は、マツタケも採れたらしい。

墓山は、きのこ山でもある。


さてその書、展示が終った後、
小さく畳まれて、我が家に送られてきた。
そういう場合はお礼をすべきかどうか迷っているうちに
どこかへしまったまま。

私の方で、お願いして書いてもらったのではなく、
経緯は詳しく知らないが、
書家の方から書かせてくれという許可願があって気軽にOK出した
のと、

どういう訳か、書がしわくちゃ状態で届いたため
家の壁に飾れる代物ではなかったため。