こんにちわコーンボーイです。
小川洋子の猫を抱いて象と泳ぐを読みました。
読み始めた時は小川洋子っぽさが少ないのかもと思いました。
しかし読み進めるとこれは小川洋子の小説だと感じました。
これは良い小説ですよ。
チェスを題材にして話で、一般的な小説だと表舞台に出て栄誉を勝ちとるというパターンになりがちですがこれは全く違います。
決して華々しくはないが心に残るストーリー展開で面白いです。
特殊な環境でチェスを打ちますがそれがすんなり受け入れます。
どうしようもないことも多いですが見つけられるものもあります。
この小説で最高に良かったのは17章です。
老婆令嬢とリトルアリョーヒンのやりとりが、小川洋子の真骨頂だと言えます。
本当に素晴らしいシーンです。
一見悲しいのか幸せなのかわからなさそうで、そこにはある種の幸せがあったのが感じられます。
本屋大賞のノミネートされているので知っている人もいると思いますがとてもオススメです。

