とうとうこの日がやって来る。
明日、私の愛犬の避妊手術。
動物病院では最もやられている手術で、獣医師としては日常的な仕事の1つでしかない。
私も以前はさんざん、手術を行ってきたのに・・
なぜこんなに心がざわざわするのか。![]()
避妊手術を勧める理由って・・・
避妊手術には多くの医学的メリットがあります。
望まない妊娠を防ぐことだけではなく、
子宮蓄膿症や乳腺腫瘍などの発生率を大幅に減らせること。
(乳腺腫瘍に関しては初回の発情前に行うことで病気の予防が確実になる)
また、発情前の出血によるストレスや体調の変化を抑えるメリットもある。
そして、近年では社会的マナーとしても
「避妊・去勢を済ませておくこと」が暗黙の常識になっています。
もしヒート中にドッグランで出血してしまったり、
未去勢のオス犬を刺激してトラブルが起こることを考えると、
やはり周囲への配慮という意味でも、手術は欠かせません。
「ペットの飼い方」を説明するときには
獣医師として必ず話していた事です。
なのですが・・・
人としての経験やいろいろな学びをし、いざ自分の愛犬(娘)を手術するとなった時
迷いが生じてしまったのです。
私はある時から「動物たちの心を知りたい」と願うようになり、アニマルコミュニケーションを学んでいました。
動物たちにも母性や自我、意志のような感覚があることを感じるようになりました。
彼女がもし「いつか自分の子を産みたい」と思っていたとしたら——
その可能性を私が奪うのではないか。
そう考えると、胸が締めつけらるような気持ちになるのです。
それに、たまたま今の世は私達人間が中心なのだけれど、それによってペットと言われる種の動物たちは人に生き方を依存するしかない存在になってしまって、それをコントロールしてしまっていいのだろうかと。思ってしまいます。
また、東洋医学の考え方として
「臓器はただの器官ではなく、心やエネルギーの一部」だという考えがあります。
元気な臓器を“予防のために”取り除くことの意味。
その重みを、改めて感じてしまうのです。
またさらには・・・
実は私は自分が母になる経験をしていません。
だからこそ、この子に“母性を体験させてあげたい”という思いが、どこか心の奥に沸くのです。
彼女がお腹の中で子供を育てる様子を一緒に経験してみたいかも・・とも思えてしまう。
理想と現実
本当に自分がしたい事は何か
この子とこれからどんな風に過ごしていきたいか
考えて考えて、たくさん考えて
決断しました
よし
避妊手術をしよう

そして彼女に伝えました
「ごめんね。避妊手術をするよ。
少し辛い思いをさせちゃうけれど、あなたと楽しく長く、一緒に過ごしたいから。
だから、私はずっとずっと一生あなたを守るから。約束する」
あなたにも伝えて欲しい・・・
もしあなたが愛犬の避妊手術を決めたなら、
ぜひその子にちゃんと理由を伝えてあげてください。
「あなたの体を傷つけたいわけじゃない」
「これからも元気で長生きしてほしいから」
「一緒にいられる時間を少しでも長くしたいから」
動物たちは、言葉を超えて飼い主の想いを感じ取ります。
“説明しないまま決められる”ことが一番の悲しみになることを、
私はこれまで多くの子たちから教えられました。
避妊手術は「命を守るための選択」でもあり、
「命の一部を手放す選択」でもあります。
どちらが正しいということはありません。
ただ、どんな選択にも「想い」と「責任」がある。
そして、もしその想いがその子への深い愛から出ているのなら、
きっと動物たちはそれを理解してくれるはずです。
獣医師が「避妊手術を受けてください」と言われても
そのまま、すぐに受け止めないでください。
本当にそうした方が良いのか
一歩ひいて「重さ」を受け止めてから決断してください
Corn-Lily Animal Holistic Clinic
「Corn-Lily」はイキシアの別名
花言葉は
「団結して当たろう」「粘り勝ち」
あなたとあなたの小さな家族が健やかに幸せに過ごせますように
0463‐75‐9602
machiko@corn-lily.com










