~ 飛行中年 ~ -48ページ目

楽園のDoor

陽だまりの 窓辺から

凍える街並 見下ろすの
淋しさも 憎しみも

ガラスの 向こうの物語
そうね 世界中が人事なら

傷つかずに すごせるけど
心ごと 生きてゆきたくて
楽園のDoorから ひとり

冷ややかな 階段を
ざわめきの海へ 降りてゆく
あこがれと 哀しみが
ぶつかって もつれる街角
そうね 人の波に まきこまれて
遠回りでも かまわないわ
一歩づつ 強い優しさに
近づいてゆきたい いつも

新しい靴は 少しぎこちなくて
かすなか痛み ひきずるけど
一歩づつ 履き慣らしてくわ
あなたに 近くなる ために

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=N6so6wKs6Jg

 

さよならのエチュード

帰らない すぎる日

よぎる日 遠い日

淋しくないと言えば

嘘になるでしょう

さよならは 優しく言いましょう

何もかも 忘れて

裏切らないのは 季節だけね

春は めぐる

あなたが残した スケッチの

旅に出た日の海が

力強く 語りかける

惜しいけど そっと破るわ


こみあげる 涙のひとしずく

てのひらで 受け止めて

くちびるで 触れて

想い出さえ 溶かしましょう

あなたが残した なぐり書き

くせのある 書き方で

並ぶ文字で 眼に痛くて

悔しいから そっと破るわ


さよならは 優しく言いましょう

何もかも 忘れて

裏切らないのは 季節だけね

春は めぐる

あなたの行方は 聞かないで

私も旅に出るわ

誰もいない 部屋にあてて

絵葉書でも 書いて破るわ


http://www.youtube.com/watch?v=scfSvIxoec8


夏まどい

熱い汗 溶け合う光 草いきれ 鋭い青葉

繰り返し 訪れる 変わりばえのない 夏

今 ひとつ 充たされず


振り返る 遠い道すじ かい間見る きれぎれの想い

喉の渇きは いやされても 心までは

今 ひとつ うるおわず


それにつけても のどかすぎる 青い空

白く浮く雲

それにつけても 眼にしみる たわむれる

木々の輝き


ひとかけら 光を放つ 僕の意思 抑えきれず

繰り返し 訪れる 変わりばえのない 夏

今 ひとつ もて余す


それにつけても のどかすぎる 青い空

白く浮く雲

それにつけても 何もない いつもの 夏

もて余す

今 ひとつ 充たされず


https://www.youtube.com/watch?v=cnCXxWz0YDc