~ 飛行中年 ~ -3ページ目

白いラビリンス(迷い)

こわくなるは突然 恋のつよさには

自分の想いばかり あなたに押しつけて

電話を思いがけず 途中で切られて
はじめて気付く私 迷惑なのですか

迷う心映し 白い雪が

不意に目の前を よぎってゆく

あなたを こんなに愛して

なのに 独りよがりなら 苦しくて 辛すぎる

 

 

つぶやく声細く 夜にふるえてる

 

恋心叫びに かわる程熱くて
愛を私からは ねだらないわ

永い片思い それでもいい

あなたの全てを 愛して

今は 私の全ては 限りなく捧げます

 

 

あなたの全てを 愛して

 

白く降りしきる想い 雪ほどに綺麗です

迷うだけ 舞うばかり

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=NXOxbpzFxRk

 

 

素顔の明日へ

ため息 深くなる夜に
ひとつ 恋も置いて
ひととき 素顔の明日へ
この身を あずけたくて
いつか 景色も変わり ただ眺めている
自分に 気づいたら
ふいに街の ざわめき冷たく聞いた
がらんどうの 心の部屋も
塗り替えたいから

ゆらめく ビルの高さだけ
心も 遠くなる
もう一度 自由な風景
ただ 描き出したくて
少し長めの恋に うたたね始めた
君に 気づいたから
そっと 指をほどいて つかの間 ひとり
二人に まだ さよならの歌
流れ出す 前に

もっと風に吹かれて いつか見た空が
自分に 戻ったら
きっと愛も 普通に 言葉にするよ
目覚めたら 光感じて
僕がいなくても

素顔の明日へ

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=G59k_ZTGrtk

 

 

 

赤毛の隣人

ある日 真紅のダリアを
胸にさした女が やって来て
裏の雑木林の 一軒家に住みついたのだった
青い目の下に 淡く暗い翳りがあった
彼女は その日から僕等の 美しい隣人になった
彼女の名前は ミス・ダニエル
長い髪の毛も 赤いダリアのよう
僕たちは生意気に 大人達に混じって
勝手な憶測を めぐらすのだった

彼女の職業は ダンサーかしら
それとも シンガー
時々 訪れるお相手は
画家の卵か スポーツの選手か
僕等の 美しい隣人
すらり伸びた脚は カモシカのよう
カーテン越しに 重なる人の影を見るたび
僕等は 胸を痛めるのだった

悩ましい ミス・ダニエル
赤毛の ミス・ダニエル

 

https://www.youtube.com/watch?v=zwhRhwnvkhc