甘い退屈
縞模様のパラソルが 潮風にはためいて
夏の海は もうすぐしまいどき
波の上のまばらな影を ゆらいで沈む
縞模様のパラソルの 長い影が退屈そうに
砂の上を伸びて 投げ出された あなたの
足先まで かくしている
風 甘い風が僕の火照った体を
やさしく 撫でるように吹いてくる
太陽は落ちかかる あなたは まだパラソルの下で
時間を忘れたように 長い長い一冊の
ミステリーを 読み続けている
風 甘い風よ この退屈で
やさしいひとときを 長びかせておくれ
ちょっぴり退屈で やさしいひとときを
https://www.youtube.com/watch?v=-68N5o3DGmM