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トリス

静かさに慣れるまでやはり寂しいと思う
家に帰って部屋の明かりをつけたときやはり寂しいと思う
朝に目を覚ましてしばらくはやはり寂しいと思う
そこに居た時を思い出せばやはり寂しいと思う
もう居ない君に話かけそうになった時やはり寂しいと思う
空っぽの鳥かごを見た時やはり寂しいと思う
もう戻らないと感じた時やはり寂しいと思う

動かなくなってから少し置いて まだ生きているんじゃないかまた動き出すんじゃないかなと期待したけど
ぐったりした君を手に持った時 もう戻らないんだなとわかった

ひょうきんな君にあいたい 君の声を聞きたい 君の羽ばたく音を聞きたい ときどきうるさいところが君の良いところだったんだね

君は君と一緒に過ごした日々そのものだったよ

だけど君は飛び去ってしまったわけではないんだね
君は私の心になったんだね いろんなことを教えてくれたね

やっぱり悲しくて寂しいけど それでいいんだね
悲しいのは君が好きだったから 大切だったから 絆ができていたから
流れだす涙は君への想い 君へ送る花となれば

トリス 楽しい日々をありがとう 君が大好きだったよ

いやなやつ

なんでおさえることができないのか
ちょっと間をおけばいいのに 馬鹿じゃないのか
なんでこんなやつなのか ひとが好きになれない?でもひとりでは生きられない

夢を見た 
前からふらふらして人がくる 自分にもたれかかるようになった どんって感じたからもしやとおもい背中をみるとナイフが刺さっている 背中からナイフを抜き ひとに助けてくれって近づくけど声が出ない 誰も気づいていない
声が出ないから必死にアーアー唸りながらナイフの刃を床にカチカチ当てている 前にいる女の人がようやく気づいて悲鳴をあげる 刺さっていた場所からはホースから出る水みたいに血がふきでている

結局ひとに助けを求めるんだと思った

自分は何を考えているんだ

私は左の目 僕は右の目 




私は東に行くわ 東に行かなくてはならないの 東には森がある 熊や栗鼠や梟が住んでいて素敵なことを知っている きれいな小川もあるでしょう あなたの欲しがる木の実のことや森の景色を教えてあげる あなたの世界が広がるわ 

私は西に行くわ 西に行かなくてはならないの 西には町がある 竜や妖怪や星が住んでて素敵なことを知っている 高い時計塔もあるでしょう あなたの欲しがるガラスのことや町の出来事を教えてあげる あなたの世界が広がるわ
でもあなたが居ないのは寂しいわ



いいえ、あなたは私に私の世界を尋ねられる私はあなたに教えてあげれる 私はあなたにあなたの世界を尋ねられるあなたは私に教えてくれる それがどんなか近くに居るかという事を思い出して 一緒に居ることが近くに居るということではないのよ

そうね、あなたと同じ場所に居て同じものを見るということが必ずしもあなたと一緒に居るということではないのね。じゃあ、あなたに私の見た物を全部教えてあげる あなたが必要なものをたくさん集めてくる それがあなたと一緒にいるということね  

いいえ、そうしたらあなたは私の見たものを全て知りたくなる,あなたの寂しさは寄添っているときでさえ募るばかり、でも全てを伝えることはできないの あなたには自分のやるべきことに集中してあなたの場所を探して 私を信じて 心が向き合っている事を感じて欲しいの そうすれば離れていても 近くに いつも一緒にいられるわ

あなたは自分の思いをあまり軽々しく語らない それがときどき不安だけど それは自分の心に慎重で嘘を言わないから あなたはいつも私のことを気にかけてくれているわ あなたの優しさ 誠実さ 勤勉さ 純粋さをわたしはわかっている じゃあ行くわ 私の仕事をする あなたにまた逢えることをいつも信じる そしてあなたのことを感じる