久しぶりに友人とランチした後
ひとり都会の空気に触れながら
ぷらぷらとデパートへ立ち寄ってみた
日も沈みかける夕方
急に「急がなきゃ」と
何者かにせかされているような不安が
湧き起こった
学生の頃からずっと両親に言われ続けてきた
「早く帰っていらっしゃい」
「寄り道はするな」
「無駄遣いはするな」
その言葉にずっとおびえながら生きてきた
いい子になろうと頑張っても
真面目な親の思う通りにはいかない
ずっと罪悪感が残っていた
あの頃から抱えていた
ネオンが光りはじめると
胸がキュッと苦しくなる気持ち
感じながら
慌てないで
ゆっくりゆっくり歩いてみた
少し肌寒く感じる季節
無性にさみしくなったり
悲しくなったりする
気づかずに通り過ごしていた
自分の気持ちを
ひとつひとつ感じながら
ゆっくりゆっくり歩いてみた
空を見上げたら
ビルの合間から
ピンク色の雲が
のぞいていて
心がポッと
あたたかくなった
いつもあなたの側にいます
いつもあなたと共にいます
あなたの今日が優しい時間でありますように

