大好きなあなたへ




「例外もあるけど、大体、アトピーと喘息を持つ子は、幼い頃にお母さんかおじいさんから大きな声で怒鳴られて押さえつけられたことがストレスとなって出ているケースが多いんだよ」



YouTubeから聞こえてくるその声に、耳を傾け、



あー、それだ…



深く納得した。




長男は生まれてこのかた22年間、アトピーと喘息と共に過ごしてきた。



夜中に、痒い、痒いと、掻きむしり、あっという間に血だらけになってしまう幼子を何とかしてあげたい一心で.



抱きかかえ、体をさすり、右往左往して、



いい病院があると聞けば、西へ東へ車を走らせ、



母親としてできる事は、精一杯やった。



しかし、一生懸命過ぎるあまりに、



過剰に目を行き届かせ、



排除できるものは先回りして排除し、



自分で自分の首を絞める程、



疲れ切っていた。



かわいそうと思っていた気持ちも、



次第に泣き叫ぶ声が耳に触るほど聞き辛く



だんだんイライラし、



そんな時は、どの人格が叫んでいるのか…と思うくらいの大声で、



「いい加減にしろ!」

 

疲れ果て、我慢も限界で、子供に当たる…ってこともしばしばあった。



なかなか上手く行かない子育てに、イライラし、



初めてでどう育ててよいかわからない子育てに、



見本となるのは、私が育ってきた経験…



親に怒鳴られた記憶と同じように、そっくりそのままの言葉で怒鳴り散らかしていた…



すぐに自己嫌悪に陥って、どうしてこうなってしまうのか、豹変する自分が嫌で、泣き叫んでいた。



私の中で封印したいけど、息子の中には、私と同じように消せれない記憶がある…



私は、息子が帰ってきたら、



「ごめんね… アトピーや喘息の子は、小さい頃に怒鳴られたり押さえつけられたりした経験がストレスとなって、そういう状況になると、自分を守ろうとして痒みとして出る…って今日知ったの…」


「母さんのせいだ…本当にごめんなさい」



わかっていたのか、ありがたいことに、息子は静かに微笑んでくれた。




今まで、息子が次から次へと起こす状況を受け入れられず、



どうして、どうして…と外側ばかりに目を向けて見てきたが、



その答えは、全部私の中にあった…




必死になって何とかしようともがいていたが、



私が、穏やかに、あったかい笑顔で迎えいれる…



たったそれだけのことだったんだ…



たったそれだけの愛を



息子は求め、



私も求めていた。




世代が変わっても、求めているのは、



愛、ただそれだけ。





今日の夜は寒かったからあったかいお鍋料理にし、両親にお裾分けした。



小さく丸まった背中で



「ありがとう、ありがとう」



「あったまる、あったまる」



優しい笑顔だった。



小さな愛が循環し始めた気がした。










いつもあなたの側にいます


いつもあなたと共にいます






あなたがあたたかな愛に包まれ、いつも幸せでありますように…