昔の日本の工具カタログ集

 @ 米国工具カタログサイト

 

コレクションはカタログ調査から始まるといっても過言ではありません。

手に入れた工具がいつの時代のものなのか、そして製品群の中でどういう位置付けにあるのかを調べるのに、まずはカタログで確認することから始まります。

インターネットで何でも調べることが出来る時代になりましたが、残念ながらどのメーカーも最新のカタログしか見ることが出来ません。

10年前、50年前、はたまた戦前はどうだったのかを調べたくとも、当時のカタログはインターネット上には存在しません。

本格的に工具コレクションを初めてから5年が経ちますが、カタログではどうなっているのだろう、カタログが見たいと何度思ったことか。

 

埋もれている工具を発掘し、後世にその存在を伝えることを目的としてこのブログを作っています。

同時に昔のカタログを皆がいつでも見られるようにしたいと強く思っていました。

したがい、工具メーカー各社に『昔のカタログを提供してほしい』とホームページの問合せを利用して依頼を出しました。

その結果、9社が賛同して下さいました。

さらに、コレクター仲間から廃業ブランドのカタログをお借りすることも出来ました。

その結果、戦前も含めて約100冊を揃えることが出来た次第です。

 

さて、これをどうやって公開しようか悩みました。

当初は、筆者の個人サーバーに保存して公開しようと考えていたのですが、何十年も先への継続性を考えると、個人で行えることではありません。

アメリカにInternet Archiveというあらゆる文化資料をデジタルで保存している団体があります。

その運営サイトの中に工具カタログを保存するページもあり、既に8千冊以上の工具カタログが保存されています。

International Tool Catalog Library(ITCL)という名称のサイトで、いつでも誰でも無料で工具カタログを閲覧することが出来ます。

そのサイトと交渉をして、日本語カタログでも掲載して貰えることになったのです。

これでインターネットが存在する限りカタログを見ることが出来ると考えています。

 

Catalogs are important for tool collections.
However, each manufacturer only gives their latest catalogs.
Therefore, I asked Japanese tool manufacturers to provide with their past catalogs.
After that, about 100-catalogs have been posted in International Tool Catalog Library/ITCL.

 

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最初のページでは8千冊がずらっと登場しますが、検索を使えば簡単に目的のカタログを見つけることが出来ます。

以下、検索方法と掲載カタログの見方を説明します。

 

1.検索方法

・最初の画面 ⇒ こちら 

・日本語カタログ…上記"最初の画面"の左側にある"Filter"をクリックし、一番下の"Language"から"Japanese"を選択、さらに画面右上の"Search this collection"ボタンをクリックすると、日本語のカタログだけが表示されますので、各カタログをクリックして下さい。

こちらからも日本語カタログを検索できます。

検索結果画面の例は、以下。

・各メーカー毎…画面上部のSearch枠にメーカー名を英語で入れ、画面右上の"Search this collection"ボタンをクリック。(または次項2.から)

・英語版…日本メーカーの英語カタログだけを検索する方法が無く、次項2.のメーカー単位の検索結果から閲覧して下さい。

※英語カタログのあるメーカー…KTC、Super Tool、Three Peaks、

 

2.掲載カタログ

★戦前

Shirai    /シライ(自転車)

Kichibee/吉兵衛商店(工具商社)

 

★戦後(ABC順)

Aigo     /相伍工業

ALUTOOL /新潟県作業工具協同組合

Asahi     /旭金属工業

FK           /エフケイ産業社(自転車)

Hataya    /畑屋工機(自転車)

HIT         /東邦工機

Ko-ken /山下工業研究所

KTC        /京都機械工具

Lobster   /日本理器⇒ロブテックス

MCC        /松坂鉄工所

Merry     /室本鉄工

Sanki     /北陽産業

Super Tool /日鍛工器⇒スーパーツール

Three Peaks/小山鐵工所⇒スリーピークス

 

3.ダウンロード方法

カタログ1冊単位でPDFファイルをダウンロード可能です。

ページ表示画面の右下にある『PDF』(日本語翻訳表示の場合は『PDFで見る』)をクリックすれば、ダウンロードできます。

↑Edgeでの日本語翻訳表示例

 

★補足

米国カタログサイト/ITCLの掲載内容

・掲載カタログ数…8,238冊(2025年1月20日現在)

・一番古いカタログ…1743年

 

4.探しています!

以下4社は、既に廃業しているメーカーですが、商品種類が多いにも関わらず、カタログが見つかっていません。

このカタログをお持ちの方がいらっしゃいましたら、提供をお願い致します。

・京都機械/一重丸京

・NTK

・昭和スパナ

・大阪鍛工

 

この回、終わり