HM /ホンダ二輪-1

CB125車載工具

(コンビレンチの日本ブランド105番目)

 

Honda Motorsを示す"HM"刻印が入ったスパナは、ホンダ二輪の車載工具に幅広く採用されています。

そして、同じ"HM"刻印のコンビレンチが存在するかもしれないと思い、ずっと探し続けていました。

それが、あったんです。

大発見だと思っています。

商標登録されている"HM"は、ホンダのブランドの1つです。

したがい、コンビレンチの日本ブランド105番目として登録します。

※商標"HONDA"のコンビレンチはこちら

 

・メガネ部が6Pになっているのが特徴のコンビレンチです。

・オートバイ用のメガネは6Pが主流であり、そのオートバイ専用の6Pメガネ部とスパナを合体させたコンビレンチだと思います。

・作りに時代を感じますので、1960年代の製品ではないかと推測します。

・ホンダに整備機器を納入している興和精機製を示すKOWAのロゴが入っています。

・興和精機は、スパナでも車載工具に採用されています。

・メガネ部が6Pである特殊性から、ホンダ整備工場向けでは無く、オートバイの車載用工具の可能性が高いと思います。

(CB125に車載、品番892022 46000⇒後述)

 

・同じく興和精機/KOWAの車載工具用スパナです。

 

・両端が6Pのメガネで、アクスルシャフト固定のナット用と思われます。

・これも車載工具と思いますが、HMマークに流線形ラインが付随していて、余り見ないデザインです。

・流線形ライン右側の刻印より、RK/理研化機工業の製品と分かります。

・コンビレンチと同時に手に入れていますが、コンビレンチと同じく1960年代の物と思います。

(C72~C78/1958年~64年に車載、品番892022 59000⇒後述)

 

1960年代という私の推測が当たっていれば、CB72あたりが該当するのかと思います。

 

【2021年5月9日追記】

読者の方から日本4社オートバイのカタログ(恐らく全車種の全ページ)が掲載されているWebサイトを教えて貰いました。

オランダのCMS(Consolidated Motor Spares)という部品販売会社で、ホンダで言えば初代カブやCB72、CB750K0からロードレーサーCR93(1962年マン島TTで市販レーサーながら3位)などの部品まで販売されています。(HONDA例はこちらにて)

旧車ファンの方は既にご存じのサイトかと思いますが、とんでもないサイト(商売)が存在するのですね。

このサイトに掲載されているカタログの該当ページイラストより、コンビレンチはCB125に車載されていて、品番892022 46000と分かりました。

なお、CB125は1967年からカムチェーンがセンターからサイドに変更されていて、その後期型になるサイドカムチェーン仕様のCB125K1になってからこのコンビレンチが車載されているようです。

さらに、CMSに記載されているカタログを見る限りでは、後期型の最初の3年間(1967年~69年、CB125K1~K3、C/#:3000001~500000x)だけの採用のようです。

(CB125の歴史は、こちら

 

初代カブ以降のほぼ全てのカタログを確認しましたが、コンビレンチが車載されているのはこのCB125K1~K3と別ページのゴールドウイングGL1200の2車種だけのようです。

ゴールドウイングは5モデル中の1モデルだけでのコンビレンチ採用ですが、それでもアメリカで多くの台数が生産されていますので、アメリカebayに出品されているのを年に数回見かけます。

しかしながら、CB125の方は、後期型の3年間のみでの採用であるらしいことも加わって、その存在をほぼ誰も知らないのでは無いかと思います。

私が入手した物は超貴重品ということになるようです。

 

なお、理研化機/RKのメガネはC72~C78(1958年~64年)の車載工具で、メガネ品番は892022 59000でした。

 

★ホンダの商標

ホンダ/本田技研工業が登録している代表的な商標4例です。

1)HM

・"HM"は、ホンダドリームCB72発売時の1960年に出願されています。

 

2)HMウイング

・ウイングマーク付きも同時出願されています。

 

3)逆キャンバー"H"

・個人的に自動車メーカーIDとして最高傑作のデザインだと思っています。

・S800を思い出します。

 

4)HONDA

・文字デザインのHONDAは1965年の出願です。(登録は時間が掛かって1980年)

 

この回、終わり