Snap-on (2)

Anniversary Edition

創立記念限定モデル 17種

 

【2021年3月10日追記】 17種目として⑯にハーレー100周年記念を追加

 

Snap-onの創立記念モデル/Anniversary Editionとして16種類が確認出来ています。

Snap-on自身の創立を記念するモデルは、60周年(1980年)が最初で、昨年の100周年(2020年)まで10年毎に登場しています。(例外的に75周年記念もあります)

カナダSnap-onと英国Snap-onにも独自の創立記念モデルがあります。

さらに、Snap-on以外の創立記念モデル(ハーレーとクライスラー)も掲載します。

 

1.一覧表

 

2.Snap-on創立記念

 1) Snap-on 米国 

 

コンビレンチには新旧2種類のロゴがあります。

  

 ① 60周年記念(1980年) 

   

・Snap-on最初のコンビレンチによる創立記念モデルです。

・Snap-onは1920年に創業し、1980年に60周年記念モデルをリリースしています。

・その時に現役であったアンダーラインSnap-onモデルを使用し、裏面に"60th Anniversary Edition"と刻印が入っています。

・サイズ刻印はありませんが、3/8、7/16、1/2、9/16、5/8インチの5本セットで、専用の木箱に収められています。

 

 

 

 

 ② 70周年記念(1990年)

・1990年に開催された"73rd Annual NADA Convention"/第73回NADAショー於ラスベガスで配布されたSnap-on70周年記念限定モデルです。

NADAは、National Automobile Dealer Association/全米自動車ディーラー協会(創立1917年)で、毎年各地のコンベンションセンターで年次イベントを開催しています。

・私はこのショーをたまたま訪れていましたが、一般来場者としてはSnap-on創立記念モデルを入手出来るような機会はありませんでしたので、恐らく会場内でSnap-onディーラーミーティングが開催され、この記念モデルが配布されたのではないかと思います。

・1987年(または1988年)にアンダーラインSnap-onから現行ロゴに移行していますので、この創立記念モデルも現行ロゴのものが使用されています。

 

 

 

  

 

・Snap-on70周年記念のポスターです。

・この時(1990年)はアメリカに住んでいて、どこの自動車整備ガレージに行ってもこの水着のSnap-onポスターがデカデカと貼ってありました。

実は私がSnap-onという名前でまず思い浮かべるのは、クロムメッキに輝くレンチでは無くて、この70周年記念ポスターの赤いビキニのお姉さんなんです。

そこら中に貼ってありましたので。

 

 ③ 75周年記念(1995年)-1 

・創立記念モデルは10年単位が基本ですが、75周年モデル(1995年)が例外的にリリースされています。(それも3種類/③、④、⑤)

・このモデル③には75周年記念ロゴが金色でレーザー印字されています。

・ロングモデルの5本セットで、メタルケース入りです。

・ボディー色は光沢のある黒で、光の加減によってはガンメタル色に見えます。

・写真の1/2"モデルは、裏面のYearMark"4"より1994年製と分かります。

・創立記念限定モデルとしては唯一のシリアルNo.付きです。

・私のコレクションは、"2,018番"/12,200セット中。

 

↑裏面刻印を浮かび上がらせるために光を当てていますので、ガンメタル色に写っています。

↓色は黒ですので、下の写真が実際の色になります。

 

 

 

 

 ④ 75周年記念(1995年)-2 

・75周年(1995年)とは表記されていないのですが、75周年記念時(1995年)に"Collector Wrench Series"と命名された5本セットがリリースされています。(アメリカの複数のメディアで『75周年記念』と紹介されていますので、素直に従います)

・1997年のTeam Japanモデルと同じ"鷲"と"1"を重ねたデザインのロゴが採用されています。

・金色ロゴは、レーザー印字のように見えるのですが、説明書には"engraved with 24KT"(24金の浮き出し印刷)と書かれています。

拡大写真を見ると、金色のペイントをドット(複数の点)で印刷しているように見えます。

・$10.95の小切手を添えて申し込むと、個人名を含む文字を24金仕様で印刷した専用プレートを作成してくれるとのこと。

私も頼みたいところですが、アメリカの銀行小切手を作ることが出来ないので、断念しています。

 

↑クロームメッキ仕様です。

↓金色ロゴを強調するために意識的にボディーが黒くなるように写真を撮っています。

 

 

 

 

 

↑個人名入り専用プレートの見本

↓個人名入り専用プレートの申し込み用紙($10.95の小切手を同封せよとのこと)

 

 ⑤ 75周年記念-3 

・Snap-on75周年記念のワッペンが付いた工具セットをネットで見つけました。

・InchとMetricのコンビレンチが3本ずつ計6本入っていますが、コンビレンチの表側面は通常モデルの刻印ですので、他の工具も含めて限定モデルではないようです。

 

    

 

 ⑥ 80周年記念(2000年)-1 

・80周年(2000年)を記念したディスプレーケースに入った9本セットの限定モデルです。

・9種類の歴代Snap-onロゴが金色でレーザー印字されています。

・1939年(アンダーラインSnap-on)と1981年が、コンビレンチに刻印されているSnap-onロゴに似ていますが、良く見ると文字傾きや字体が微妙に異なります。

 

↑本体はクロームメッキ仕様です。

↓金色ロゴを強調するために意識的にボディーが黒くなるように写真を撮っています。

 

★記念モデルとコンビレンチ通常品のロゴ比較

  

↑1939年モデルとアンダーラインSnap-on(字体傾きとハイフォンに差あり)

  

↑1981年モデルと現行ロゴ(字体デザイン、特に"a"と"o"に差あり)

 

 

 

"into the next millennium" & "The Best is Yet to Come"として、ちょうど2000年の節目にリリースされた記念モデルであり、『次の世紀もベストを目指して(意訳)』と記されています。

 

 ⑦ 80周年記念(2000年)-2 

・前述モデル⑥のバリエーションで、金色ボディーに白色系のレーザー印字モデルです。

・⑥と同じ9本セットで、印字デザイン(9種類ロゴ等)も同一です。

・Snap-onはモノトーンまたは渋い色を基調としていますので、全身が金メッキというのは非常に珍しいと思います。

 

 

 ⑧ 90周年記念(2010年) 

・80周年(2000年)⑥に引き続きディスプレーケース入りの9本セットです。

・1本だけ90周年記念ロゴが入り、残り8種類は1980年と同様に歴代ロゴが金色でレーザー印字されています。

その分、前回の80周年版から1939年ロゴモデルが無くなっています。

・前回のクロームメッキから黒仕様(イオンコーティング?)に変わっています。

 

 

 ⑨ 100周年記念(2020年)-1 

・昨年2020年にリリースされたばかりのSnap-on100周年記念モデルです。

・100周年記念モデルは、米国⑨と英国⑩、オーストラリア⑪で計3種類が見つかっています。

・このモデル⑨は、米国で流通しているモデルで、本家米国Snap-onモデルです。

・レザー印刷のロゴをはっきり写すために黒く撮っていますが、本体はクロームメッキ(銀色)です。

・全長370mm(サイズ1+1/16インチ)、けっこう大きいです。

・モノトーンのパッケージが如何にも米国Snap-onです。

 

 

 

 ⑩ 100周年記念(2020年)-2 

・上記⑨とは異なる100周年記念モデルが英国ebayで出回っています。

・Snap-onでパッケージがカラフルなのは珍しく、米国以外でリリースされているように思いますので、英国Snap-onが独自にリリースしたモデルではないかと推測しています。


・米国モデル⑨とは異なるデザインで、"Carrying The Torch"(引き継ぐ)と書かれています。

『100年の伝統を次世代に引き継ぐ』と言った意味かと思います。

 

↑↓英国版と思われるモデルのパッケージには2種類があります。(中身は同一)

 

 ⑪ 100周年記念(2020年)-3 

・3つめの100周年記念モデルは、オーストラリアのWebで見つけました。

・"History in your Hands"(歴史があなたの手に)と刻印されています。

・前述モデル⑩と同様にカラフルなパッケージで、米国版⑨のモノトーンとは異なります。

 

 【番外】 100周年記念(2020年)-4 

・コンビレンチ形状の栓抜き/Bottle Openerにも100周年記念モデルがあります。

・コンビレンチ品番の"OEX"にBottleを意味する"BTL"を追加してSnap-onの正式品番(OEXBTL12CE)が与えられています。

 

・Bottle Openerの通常モデル

・Snap-onのロゴ("a"と"o")が本物のコンビレンチとは異なり、ブランドロゴと同一デザインになっています。


 2) Snap-on カナダ 

・アメリカでの創業から11年後の1931年に隣国カナダにSnap-on販売会社が設立されました。

 

 ⑫ Snap-onカナダ50周年記念(1931年~1981年) 

 

・カナダSnap-on創立50周年(1981年)を記念したアンダーラインSnap-onの限定モデルです。

・コンビレンチ3本とドライバー2本のセットになっています。

・カナダらしくメープルリーフのロゴが使わていて、内部に"50"と書かれています。

※ebayオーダー中

 

 

 


 3) Snap-on 英国 

・1965年に英国にSnap-on販売会社が設立されています。

・上のロゴは創立25年記念(1990年)のロゴです。

 

 ⑬ 英国Snap-on 21周年記念(1965年~1986年) 

  

・1965年創業の英国Snap-onの21周年記念モデル(1986年)です。

・ビニールケース入りの5本セット(9mm~13mm)です。

・ケースにSnap-onとプリントされているので、Snap-onに関わる何かの21周年記念だろうとは思っていましたが、何の21年目なのかは分からずにいました。

上の"21st Anniversary 1965~1986"ワッペン2種をネットで見つけ、やっと理解出来ました。

特に右側の帽子ワッペンの"UK"(英国Snap-on)ではっきりと分かりました。

 

 

 

 ⑭ 英国Snap-on 50周年記念(1965年~2015年) 

・英国Snap-onの50周年記念セット(2015年)です。

・セットにはコンビレンチ10本(10mm~19mm)が含まれています。

・パッケージの中身写真が見つからないため、コンビレンチが50周年ロゴが入った限定用モデルなのか確認出来ません。

・上述のモデル⑬とは異なり、記念ロゴに"UK"の文字がしっかりと入っています。

・英国Snap-onは、独自の創業記念モデルをリリース出来る規模だと言うことが分かります。

 

 

3.Snap-on以外のAnniversary

 1) ハーレー 

 

 

 ⑮ 95周年記念(1903年~1998年) made by Snap-on 

・1903年創業ハーレーダビッドソンの95周年記念モデル(1998年)で、Snap-onが生産を担当しています。

・金色の文字がレーザー印刷されています。

・ボディー色は光沢のある黒で、光の加減によってはガンメタル色に見えます。

・ハーレーのデザイン担当副社長のWillie Gさんのサインが左側に入っています。

 

↑光を当てていますので、ガンメタル色に写っています。

↓色は黒ですので、下の写真が実際の色になります。

 

 

 

 

 

 ⑯ 100周年記念(1903年~2003年) made by Snap-on 

95周年記念はコンビレンチ1本だけでしたが、100周年記念は革カバン入りの豪華な工具セットになりました。

コンビレンチとしては、ハーレーマークが印刷された4本のSnap-Onが入っています。

 

 

 

 

  

 

 2) クライスラー 

    

・戦争が終わると共に自動車需要が一気に高まり、クライスラーもディーラーが増設されていきますが、全米に6カ所あるトレーニングセンターだけではメカニック教育が追いつきませんでした。

先進的な取り組みとして"Master Tech"という名称のE-トレ(Electoric Training)が、終戦2年後

の1947年に早くも導入されました。

・現在ではインターネットでのOn-Lineトレーニングが浸透していますが、当時はインターネットなどは無く、専用再生機器(映写機付き)を各ディーラーに設置のうえ、1ヶ月毎に映像と音声媒体を送付し、メカニックはディーラーにいながら講座を受けられるようになりました。

・講座受講後に毎月テストを行い、1年間継続して好成績を収めた受講者に"Gold Tool Award"として金色の工具を1年毎に贈呈していました。

・配布媒体はDVDに変わり、さらに2007年からはインターネットを使用したOn-Lineトレーニングになっています。

 

 

映写機と蓄音機が合体された専用再生機器

 

 ⑰ MasterTech/整備検定 50周年(1946年~1997年) 

・Mater Techの設立50周年時"Gold Tool Award"は、Snap-onの金色コンビレンチが採用されています。(1996年度の講座が創立50周年の1997年に終了したと理解しています)

・布製ケースに金色コンビレンチ3本が入り、専用の50周年記念ロゴがプリントされています。

・コンビレンチ自体に専用刻印は無く、通常のモデルが使用されていますが、Snap-onとしては珍しく金メッキ仕様になっています。

 

 

 

  

 

・Snap-onでは無くBonny製ですが、金色コンビレンチの5本セットだった年もあり、上の写真モデルには"Chraysler Corp Master Tech Award"と専用の刻印が入っています。

 

・各年のGold Tool Awardです。

・講座名称に併せて全て金色の工具です。

 

  

・YouTubeに初回1947年のトレーニングがアップされています。

・左側が記念すべき第1回(1-1)です。

・右側は初年度10回目(1-10)で、毎回マスコットのTech君がポイント部分を示す形で講座が進んでいきます。

※写真クリックでYouTubeが再生されます。

 

この回、終わり