KABO

Kabo Tools/台湾

 

【2023年6月13日 追記】

3年ぶりに新しいKABOを見つけました。

2007年の英語カタログと台湾での自社Webサイトに載っていた早回し/Rapidモデルです。(一覧表の⑧)

日本には出回っていないと思っていたのですが、ヤフオクで手に入れました。

メガネ部は英語カタログも台湾Webでも6角ノンスリップ仕様でしたが、私が手に入れたのはスプライン仕様であり、私が持っているカタログには登場していないモデルです。

KABOは、名前が有名な割にはラインナップなど実態がよく分からないのが正直なところです。

⇒ 詳細は、本文中のこちら

 

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"ひねり"コンビレンチが素晴らしい出来上がりで、好きなブランドです。

OEMをビジネスの中心にしているようで、巷ではSnap-on、MAC、Matcoへの供給もKABOだと言われています。

しかしながら、KABOブランド自体は販売実態が良く掴めません。

販売状況は後述するとして、まずは商品の紹介から始めます。

 

 

2007年版の英語カタログに商品が詳しく載っています。

13種類のコンビレンチが掲載されています。

また、日本語版の値段表があり、上記13種類の内で特殊形状の1種類を除く12種が日本円で値段設定されていますので、これらを販売するつもりだった又は一部は販売したのだと思います。

そのカタログと値段表は別ページに掲載します。

 

さらにGoogleで検索しまくったら、何故かロシアの買い物サイトで2013-2014カタログを見つけました。

2007年よりも少ない7種類が掲載されていて、6種類は英語版と同じモデルですが、1種類は英語版には無かった廉価版と思われる新しいモデルです。

ロシア語カタログも巻末に掲載します。

なお、ロシアの買い物サイトに全7種類がオーダー可能になっていたので、興奮しながらポチりましたが、見事に全て在庫無しと回答があり、入手出来ませんでした。

恐らく、最初から商品は無かったのだろうと推測しています。

 

1.商品一覧表 

①~⑫、⑭…2007英語カタログ

①:台湾現行Web(品番は英語カタログの②PKSになっているが、商品は①PSW)

⑬:2013-2014ロシア語カタログ

日本で流通:日本の通販サイトまたはオークションサイトで現在も入手可能なモデル、または過去に販売されていたとの情報が得られたモデル

 

★商品概略

↑ショート ①、② PSW、PKS(サイズ12mmでの長さ:L=146)

 

↑スタンダード ③~⑦ PSL、PKW、PSC、PSCK(L=196)

 

↑スパナ部早回し ⑧ PDC(L=175)

KABO/台湾サイトへの掲載モデル。

 

↑ひねり ⑨、⑩ PTS、PKT ひねり(L=196)

 

↑凹パネル ⑬ PSW-E(L=165) 

ロシア語版に追加されているモデル。

長さとパネル形状が英語版に出てくるモデルとは異なることから、新モデルと思われます。

品番の"-E"は、Europe(ヨーロッパ向け)またはEconomy(廉価版)?

 

↑フリーサイズ ⑭ PAWO 

スパナ部とボックス部共に複数のサイズに対応するモデル。

※各商品の詳細は巻末のカタログにて

 

 2.入手済み 

私が入手出来ているのは3モデル。

 ① ひねり(ツイスト) 品番PTK 

オークションサイトで入手しましたが、以前は日本のKABO代理店が販売していました。

大好きなモデルなので、セットで保有しています。

『こんな変わったモデルもあるんだ』と感心して、コンビレンチのコレクションを本格的に始めるきっかけになったモデルの一つです。

 

 ② ノンスリップ/スプラインタイプ 日本品番VPK(英語カタログではPKZ) 

スパナ部がノンスリップ形状、ボックス部がスプライン形状になっています。

日本で唯一今でも販売されているモデルです。

品番が日本独自にVPKとなっていますが、英語カタログに出ているPKZと同じモデルの様です。(スパナ部/ノンスリップとボックス部/スプライン形状ならびに全長より)

なお、KABOロゴが通常のレーザー刻印ではなく、KABOとしては珍しく打刻刻印になっています。

 

 ③ スタンダード 品番PKW 

スパナ部がノンスリップ形状、ボックス部がスタンダードになっています。

KABOロゴが、①から楕円を除いたタイプになっています。

以前は日本でも販売されていたのだと思いますが、オークションサイトで手に入れました。

 

★日本で流通していた別のモデル

上記の3点とは別にもう1点が日本で流通していた様です。

ホームセンターのコーナンで購入したとのブログを見つけました。

写真よりスパナとボックス部共にノンスリップ形状であること、ならびにショートであることが分かります。

したがい、モデルはPKSとなります。

 

★金メッキ7本セット

ロシア語カタログにPKW金メッキ7本セットの写真が掲載されています。

実際に存在するのか不明ですが、あれば是非とも入手したいです。(金メッキ好きなので)

 

 ⑧ スパナ部早回し /品番PDCの変形 

・早回し/Rapidモデル。

・2007年英語カタログと台湾自国のWebサイトに掲載されていますが、日本では未発表と思っていたのですが、ヤフオクで3年ぶりの新たなKABOとして見つけました。

・カタログモデルはメガネ部が6角ノンスリップ仕様(品番PDC)なのですが、私が入手したのはスプライン仕様のメガネになっています。

・KABOにはスパナやメガネに多くの仕様があり、カタログには登場しない組み合わせもあるようです。

↓2007年英語カタログから

 

早回しには各社が色々な形状を採用していますが、KABOも独自形状になっています。

 

3.OEM

国内ブランドがKABOのOEMを採用している思われるモデルです。

 SPIDER 

 

ひねりスタンダードのKABO品番PTSを使用したSnap-on Japanの特注モデルです。

本モデルの詳細はこちらにて。(17番目)

 

 HAC 

 

 

スパナ部にNon-Slipを採用したKABO品番PTSに対し、さらにボックス部にCatcher(抜け防止)を選択しています。

したがい、英語版カタログ上に該当するKABO品番はありません。

本モデルの詳細はこちらにて。(18番目)

 

 KH 

工具商社の基陽のブランドであるKHは、ロシア版のKABOカタログにだけ掲載されているPSW-E(ヨーロッパ向け?)の可能性があります。

カタログ写真と比較すると形状は非常に似ています。

また、KHの寸法は、KABOカタログの諸元表とほぼ一致しています。

ただし、ボックス部がCatcher(抜け防止)になっていますが、上記HACは抜け防止のエラが全周に渡っているのに対し、KHは12角の部分だけに抜け防止のエラが付いています。

異なるパテントだとすると、KABOでは無いかも知れません。

本モデルの詳細はこちらにて。(10番目)

 

4.ロゴ

ブランドロゴが4種、会社ロゴが3種確認できています。

★ブランドロゴ(商品に刻印されているロゴ)

↑↓小文字aの字体差

 

↑垂直体 ↓楕円に斜体(会社ロゴと同じ)

 

★会社ロゴ

↑小文字込み ↓大文字のみ(現行ロゴ)

↑2007カタログ表紙の上部 

↓同表紙の下部

 

4.販売状況

調べることが出来た範囲で台湾、アメリカ、日本でのKABO販売状況を下記します。

1)台湾

KABO/台湾のWebサイトにはカタログの掲載が無く、製品紹介ページにコンビレンチでは2種類が載っているだけで、かの"ひねり"コンビレンチも見当たりません。

そして、台湾の買い物サイトを見に行っても、KABOの商品はほとんど出てこず、本国でも入手が難しそうです。

なお、後述するブログ”工具を知らない工具屋”に台湾のKABOショップと思われる写真が出ていますので、かつては店舗があったようです。

台湾で今も店舗販売しているかは調査中です。

2)アメリカ

アメリカに至っては、OEM供給に徹しているのか、新商品販売の通販サイトでは全く見かけません。

工具コレクターの意見交換サイト"Garage Journal"に『複数のAPEXグループブランドがKABO商品をOEMとして取り扱っているため、ブランドKABOはアメリカでは販売しないという契約をAPEXとKABOが結んでいる』との書き込みを見つけました。

ただし、前述のブログ”工具を知らない工具屋”に『新しい工具をアメリカで一足先に販売開始』と2006年11月付けで書かれていますので、少なくとも15年前まではアメリカで販売されていたようです。

オークションサイトにはKABO商品が若干は出品されているのはそのためかと思います。

3)日本

日本では現在商社”フジキン”が輸入総代理店としてKABOを取り扱っていますが、コンビレンチは1種類だけになっています。

また、別の商社”朝永エンジニアリング”も同じ1種類を取り扱っています。

以前は別に”ワンダーツール”という正規代理店が埼玉県さいたま市南区にあり、"ひねり"はその代理店が販売したものと思われます。

https://wonder-tools.com/でネット販売をしていた形跡が残っています。(このサイトは閉鎖済み)

また、埼玉に実店舗があったとの情報もあります。

前述のブログ”工具を知らない工具屋”を書いている方が経営していた様で、ブログのWeb アドレスが上記ネット販売アドレスと同じになっています。

ブログを読む限りでは少なくとも2004年から2008年までは活発に販売活動を行っていたと思われます。

一方、別の会社で”(株)アークス”も2005年頃にKABOを取り扱っており、私がオークションで手に入れた”ひねり”も出品者は(株)アークスから仕入れたとのことでした。

前述の日本語価格表は発行が"Kabo Tools Japan"になっていて、添付のオーダーフォームには、マジックで消されてはいますが、注文先として”(株)アークス”と記載されています。

”(株)アークス”の住所は埼玉県さいたま市見沼区になっており、前述のワンダーツールと住所が近接しています。

また、販売活動時期が同時期であることから、ワンダーツールと(株)アークスには関連性があったとも考えられます。

例えば、会社組織として(株)アークスがあり、ワンダーツールという名前で店舗運営し、一方で台湾からはKabo Tools Japanと認定されていたとの推測が成り立つのかもしれません。

しかしながら、たかだか15年前のことが良く分からずに、この様な推測をせざるを得ないことに歯がゆさを感じています。

いずれにしても、全14種の内の3種しか現物を入手できておらず、また販売実態も不明確な部分が残っていることから、現物と情報の入手に引き続き努力していくつもりです。

 

★追記(2020年4月)

台湾の業界関係者の方から以下の情報を得ました。

・KABOは台湾では現在販売されていない。

・1本あたり数千本のオーダーをすれば入手可能かもしれない。(日本で販売中の1種?)

・中国など特定の国では全種を販売している可能性あり。

上記情報を基に、英語で検索が可能な中国の買い物サイトを見てみましたが、KABOを見つけることは出来ませんでした。

残念ですが、KABOの探索はこれで終了することにします。

 

★追記(2020年5月)

ロシアで現在も販売している通販サイトを見つけました。

買い物かごにぽいぽいと10種類を入れて、注文しようとしたのですが、発送先としてロシア圏内しか選択できませんでした。

残念ながら、インターナショナル発送には未対応でした。

目の前に販売されている商品があるのに、悔しい限りです。

現在でも販売している"特定の国"とはロシアのことだったのかも知れません。

この通販サイトで販売されているモデルを、項目6.カタログの後の一番最後に掲載しておきます。

 

5.各種情報

KABO/台湾 Webサイト

ロシア語Webカタログ

輸入商社フジキン Webサイト(現在の日本総代理店)

日本語カタログ by フジキン

朝永エンジニアリング Webサイト(もう一つの現行輸入商社)

工具を知らない工具屋(KABO TOOL)

    

 

6.カタログ

 KABO/台湾 Web製品紹介(2020年3月時点) 

↑英語版でPKWになっているモデル

長さにLとL1の2つがあり、L1の方は品番は出てこないが、別モデルPSLを表示。

品番が異なり、L1の方は品番表示が無く、情報が混乱している。

 

 英語カタログ 2007年 

 

 日本円価格表(2007英語カタログに同梱配布) 

 ロシア語カタログ 2013-2014年 

 

 

 日本語カタログ 現行 

 

 

7.ロシア通販サイトの販売在庫状況

 

この回、終わり