2013年よりヘンケルジャパン株式会社ビューティー事業を担当し、2016年からはヘンケルジャパン株式会社の代表取締役社長を務めてまいりましたが、この度創業準備を開始しました。
P&G社、コルゲート社、ヘンケル社と外資系企業で30年以上働いてきましたが、海外からみた日本、日本からみたアジアの今後の社会で自分に何が出来るかをこの数年考えてきました。
人生100年時代が到来した中、カラダがついていくなら後数十年のプロフェッショナルとしての働き方が何なのだろうと考えた結果、次世代により良い社会を手渡すことに少しでも役立つことをしたいという欲求が強くなりました。
今後のさらなる若年層の減少による経済環境の悪化は簡単に避けれるものではなく、アジアの中での日本のポジションは変わりつつあります。
結果として、零細企業、中小企業が生き残れるチャンスはどんどん減っており、高度成長期とは違う意味での系列化、グループ化が進んでいます。
少品種大量生産の時代が終わり、多品種少量生産の時代さえさらなる進化が必要だと言われている中、個々の消費者の多様化したライフスタイルに触れ、消費者と共に成長する企業が必要な時代が到来したにも関わらず、マス化したデジタルでのコミュニケーションが氾濫しています。
ただし、ヒトが情報を選択し、自らが行動を決定する権利が奪われた訳ではありません。
小さな会社が自らの製品やサービスを提案する権利が奪われた訳でもありません。
多くの情報を取捨選択し、自らの感性や本当に必要なモノを選ぶ愉しみや、長年にわたりモノつくりに従事した生産者が情熱と愛情を持って作り出した製品に、出会えることは人生を豊かにしてくれると思います。
効率性と効果的なビジネスモデルを追求してきたからこそ、これからはヒトとモノの出会いを如何にサポートする仕事をやりたいと思います。
過去の働いてきた企業がもたらす消費者便益は消費者にとって今後も必要不可欠なものですが、情報をコンテンツとして伝えることが中心でした。
自分の生活にハリを与え、生き甲斐を与える為に役に立つ製品をストーリーと共にそれを作ることが出来る技術を持った生産者とパートナーシップを結び、正しい価値でお届けすること
モノ作りに誇りを持ち、厳しい経営状況の中で事業を営む方々と新しいビジネスモデルを作り上げることによって、その技術が継承される持続性のある経営をサポートすること
トレーサブルな原材料を使用した製品で、限りある資源をより大切に使えるエコシステムを確立すること
まずは出来ることからゆっくりと準備を始めていきます。