ところで……
私、3月の後半に歯医者に行って来ました。十数年振りに。
ずっと、行かないといけないと頭では分かっていながら、怖くて行けませんでした。
前回行ったのは多分十代の時で、なんで行くことになったのかは覚えていません。
当日、待合室で待機中にどんどん恐怖心が増して、過呼吸になった後の記憶がありませんw
この十数年でおそらく親不知が原因の激痛は定期的にあり、右の一番奥の歯には確実に虫歯が居るだろう痛みがあるので左でのみ咀嚼して、でもそうしている間に左の一番奥の歯がどんどん減って陥没して行きました。
流血の方の痛みには強いけど、歯の痛みには弱くて、じゃあさっさと行きなさいよって話なんですが、あのキーーーンの機械と、診察はじめのチェックする時の針みたいな器具がどうもダメでどうしても行くことが出来ませんでした。麻酔のあのずーんっていう注射は平気なんですけどね。変わってるねって言われますよね。ええ、なんとでも言って下さい。いっそ全身麻酔でもしてほしいくらいですよ。
と、十数年足掻いて逃れて現実を見ない振りをしてきたのですが、ついに鈍痛、いや疼痛が起こり、もうパニックですよね。もういよいよ行かないといけない、でもむりこわい、でもこのまま放っておいたらもっと悪化するかも。。それはいや。でもこわい。
そして私はこの疼痛が治まる日が来るかどうかも分からない何日かを過ごす想像をした後で、やむなく予約の電話を入れました。
家からはまぁまぁ遠いのだけど、数年かかりつけの先生に紹介状を書いてもらっていたのでどこの歯医者さんに行くのかは実は半年前から決めていました。
↑の内容を全部書いてもらったので、こんな紹介状を書いたのは初めてだよと言われました。私も、皮膚科で歯医者の紹介状を書いてもらうのは初めてだよ。
半年前の紹介状←を握り締め、私は遂に地獄の扉を開けました……。
歯のこと以外何も考えられない絶望的な状態で到着し、間もなく診察台に呼ばれ待っている間、滝のように涙が溢れ呼吸は荒くなり、でも形振り構っていられず、ぐずぐずしたまま問診が始まり……悪さをしていたのはやっぱり親知らずだったみたいで、4本とも抜いた方がいいと言われました。院長もお兄さん先生も歯科衛生士さんたちも皆優しくて、だいぶ気を遣わせてしまったと思います。三十路が号泣してるんだもんね。ほんとごめんなさい。
まずは右から抜くことになって、バシバシ麻酔を打たれました。麻酔針が平気で良かった。顔半分やられるくらい注入されて、ミシミシ言いながら上下2本いかれました。さよなら私の親知らず。
十数年の代償は大きかったけれど、これくらいの消耗で済んで良かったと少しほっとしました。しばらく通わないといけないのは気が重いけど、踏み出せて良かった。
歯医者が好きな人は居ないと思うけど、別に平気っていう人は居ると思うんですよね。
友だちにも、虫歯いっぱいなのに歯の痛さを知らないと言う人が居ます。どっかおかしいんじゃないのって言いました。(失礼)
歯医者苦手な人の気持ちは死ぬほど解ります、という話でした。
治療終わりに、抜いた歯持って帰りますか?って聞かれました。間を置かず黙って首を振りました。
さて、4月10日からプリズンブレイク5が始まりましたよ!
歯医者にめげながら、新しい仕事にめげながら、週に一時間の私の楽しみです。
その話は追々。
ではまたー。
2017.4.16