一ヶ月の三分の一が、人と会う予定で埋まったのは生まれて初めてかもしれません。
絶対一番忙しかったと思っていた去年の12月でさえ、こんなに出歩くことはなかった。
1月のブログが追いついたところでいったんほっとしています。
振り返って見ると、土日だけでは飽き足らず、平日にまで誰かと議論してた。こんなにも進む道に迷ったのは初めてだし、でも、それだけの選択肢を与えられていることに、有難さを感じたりもしています。
月末に、一回目の答えが出ました。
妥協としか言えないけど、ひとまずはこれでいこうという答えになりました。
まだわからない問題があるし、すぐには解決しないことばかりで全然納得いかないけど、目の前の仕事は待ってはくれないので、とにかくそれに集中します。
答えが出た後も考え続けなければいけない。
少なくとも春までは、どんどんと状況が変わっていく。
その覚悟は、もう充分出来ています。
もしも答えが出なかった時、最後に話を聞いてもらおうと思っていた人が居ました。
12月の出張の時にお世話になった先輩で、この繋がりを本物にしようと、この先も絶対に関わり続けることになる人。
2017年一発目の一人旅は初の三重県へ、そしてその先輩に会うために、奈良県へ行ってきました。
最近覚えた近鉄電車。
自動ドアで良かった。（馬鹿にしてるわけではありません）
この路線ぜんぶらしいんですけど、改札機がなくてｗ
写真撮っとけば良かったなー。ＩＣカードをピってやる機械だけがど真ん中に佇んでて、後は人ひとり通れるくらいの改札っぽい間を通って外に出るだけ。
悪いことして素通りしても、ビンコーーン！とか言われない式。
きっといい人しか住んでいないんだな、ここは。
まぁ会社の施設の紹介なんかしても仕方ないんですけど、ちょっとこじゃれた喫茶店みたい。
静かで広々としてて、雨は残念だったけど、癒しの地だと思いました。
施設長はやさしくて穏やかな人で、私を気遣っていろんな話をしてくれます。
休みを潰してまで現場を知ろうとする私に疑問を投げることもなく、いつも通り、普段通りの姿を見せてくれる。
ずっと、一緒に仕事していられたらいいのにと心から思います。
先輩には、置かれている全ての状況と、やり切れない憤りを吐き出してきました。
とりあえずで出した私の答えを否定はせず、黙って聞いてくれていました。
10年前から20年先を見越して走り続けてきた先輩に尊敬の眼差しを送ると、俺は運が良かっただけだよと儚げに笑ってた。
そうかこの人は誰かが追いかけても、後ろなんて振り返らずに来たんだろう。誰かと共に、その歩幅を合わせたり合わせられたりするのを、いつの日かに辞めて。
そうしてでも追い続けた目標を、だからもう掴み掛けている。
先輩の存在を近くに感じる必要はないのだけど、とても遠い人なんだなと思いました。
得られるものは多く、可能な限り自分に置き換えて考えました。
進むべき方向は定まっていないけど、進み方はもう判る。
迷えばまたいいエネルギーをもらいに来ればいい。
またいろんな話をしようと必ず言ってくれる先輩に正直な想いを伝えると、じゃあ時々振り向いて転んでないか見といてやるよって言われました。
優しくされているんだなって思います。
施設長と先輩とで昼食を済ませた後、三重県に向けて出発です。
初めての街や電車の乗り換えに戸惑うこの瞬間がたまらない。
何年も前からずっと行きたかった、目的地は｢なばなの里｣です。
もう、悩んでたことなんか忘れてたな。
多分ずっと口開いてたと思う(笑)
カップルばっかでさすがに切なくなったけど、自分はカップルで来たくないなぁ。
感動をその場で共有したいとは思うけど、無言でニヤニヤしながら楽しむ方が自分には向いています(危)
家から施設までもなかなかな距離で、移動に疲れてしまったので近くで一泊して、翌日は鳥羽へ。
海鮮丼を食べました。珍しいです。名古屋まで行っても平気でびっくりド〇キーとかで食事を済ませる自分に、よく海鮮丼って発想が生まれたな。
昨日の雨が嘘のような快晴で、これがリフレッシュというんだろうと思いました。
リフレッシュというもののやり方が解らなかった数年前。
家でテレビを見たり、ソファで横になって転寝したり、仕事のことを一度頭から切り離して、オンとオフを切り替えてと教わった。そんなの、時間の無駄遣いだと本気で思ってた。
だらだらと過ごすなら、他にもっとやることがある。考えることがある。そんな時間の使い方、絶対にしたくはないと。
知らなかったんだと思います。自分が何に心が揺れて、感動して、ほっとするのか。
勘違いをしていたんだと思います。人に依存して、見放されたくなくて、そうして誰かと共に居る時、一番心が安らいでいるのだと。
旅行から帰ってきた時、楽しかったかと訊かれたら、実は肯定出来ません。
一人の時間が自分には必要で、でも誰かと自分の大切な思い出を共有したくて始めた旅は、どこまで行っても自分は孤独なのだと示してくれる。
楽しくないわけではないけど、楽しいわけでもない。
抱えた問題をひととき忘れられても、それらから逃げられるわけじゃない。
解答へ進むための、準備運動だと思っています。
今はもう知っています。自分が何に心が揺れて、感動して、ほっとするのか。
勘違いだったのだと、今だから思います。依存は恐らく傷の舐め合いで、そこに生産性はない。
今回は、年末に与えられた胸を締め付けられるような思いの清算をし、美しいものに心を洗われた。
そして今自分に起こっている問題の、整理が少し出来ました。
鳥羽まで行ったのに鳥羽水族館とかに行かなかった辺りがもう。。ｗ
次回に取っておいたということにしておきます。
三重県広いですね。まだまだ行きたいところが出てきそうです。
なばなの里は、桜の季節に行くのがいいかもしれません。冬の冷たい空気の中のライトアップはもちろん何より美しいけど、春には春の良さがあると思う。
日本地図を埋めていこうかなと思っています。仕事でも私用でも、未踏の地を訪れることが、今の自分に何かを与えてくれるから。
そうそう数ヶ月前から、3月に新潟に行くと言っていましたが、なくなるかもしれません。
行けなかったらかなり落ち込むと思うけど、そんな予定変更もしっかり受け入れながら、今よりもう少し上手に生きていきたいと思っています。難しく難しく考えてしまうように脳ができているようだけど、一生、上手に付き合っていきます。
目標に向かっている人の背中を追うのは難しい。共に並んで走って行けたらと思うのは自分がまだ弱いから。
でも、そんな人達のエネルギーを分けてもらえるなら、自分なりの“リフレッシュ”を見つけながら、今度こそ一人で前に進もうと思います。
私はこんな風に記録していくことしか出来ないけど、旅先の光景は純粋に心に残っています。
次回は水族館と、伊勢湾？伊良湖？に浮かぶ島にも行ってみたいです。
それではまた。
