今年初めての仕事に向かう途中
就活中のA堀から、就職する会社が決まったというメールが入った。



某私立大学4年。卒業まであと2か月。
大学3年の冬、一昨年の12月に始まった彼の過酷な就活は
仲間たちの内定を尻目に、冬が過ぎ、春が来て、梅雨をやり過ごし
猛暑の夏を堪え、美しい紅葉に目を向ける事も無く秋を過ごし
ひとつ下の学年が就活を始めた二度目の冬、ようやく決まった。


丸一年。
彼は、どれほど歩き、どれほど頭を下げ
どれほど絶望し、どれほど希望を探したのだろう。

西船橋で、中野行きの電車を待ちながら私は
彼のすり減ったであろう靴のかかとを想像し
夏には暑すぎて、冬には頼りなさすぎる
彼の就活用スーツを想像し、やりきれない気持ちでいっぱいだった。


A堀、おめでとう。
でもやっぱり、私は悔しいです。
今の日本に、君の価値がわかる大人は
これほど少ないのでしょうか。


春になったら、一生懸命仕事をしなさい。
君は、君の価値を、社会にわからせなければならない。









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