それなりに良い仕事ができたのではないかと
自己満足に包まれて家路に向かう
夜10時過ぎの行徳駅待合室。

目の前の椅子に座ったのは
おそらく私の生徒と同じ年頃の高校生男子。

電車が来るまでのほんのわずかな時間を利用して
単語集に目を通す。
生徒たちが良く使う、赤いシートで
日本語を隠しながら、手早く数十ページ。

やがて、今日の分は暗記し終えたのを確認するように
学生鞄に単語集をしまったその時
彼の隣に座っていた老人が
なぜかいきなり、読んでいた新聞をビリビリとちぎり出した。

本当に突然の不可解な行動で
待合室にいた人は私を含め驚いたのだが
そこは大人の悲しさ。
携帯を見るふりをしながら、チラリ、チラリ。
本を読むふりをしながら、チラリ、チラリ。

・・が、くだんの高校生男子君はと言えば
口をあんぐりと開けたまま、隣に座った老人をガン見。
電車がホームに滑り込むまでの数分間、本当に本気でガン見。


若い子の無防備さ、純真さ、シンプルさが
何だかちょっと羨ましいと思っちゃったラブラブ!






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