息子が、大学近くの部屋を引き払って
家に戻って来た。
寂しがり屋で情が厚すぎる息子が選んだ
家を出るという道。


最初はただの冗談だった。
「現役で国立に受かったら一人暮らししていい?」

受かるわけ無いと思った。
なので快諾した。
そしたら受かってしまった。
仕方なく一人暮らしを許した。

夫が運転する車に家具や服、思い出のすべてを積み
部屋に降ろして
行きは3人で通った道を帰りは2人で通りながら
夫も私も、声を出さずに泣いていた。





あれから4年。


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高校時代の仲間の写真が、部屋の一等席に鎮座していた。



思い出を捨てて行ったわけじゃないんだね。
古い思い出も全部大切に心の奥にしまって
新しい思い出を作るために家を出たんだね。


息子は我が家で3週間を過ごした後
就職先の新人研修のために大阪に引っ越す。

今度は泣かないで送り出そう。
もっと大きくなって帰って来るまで。


この家に帰って来なくても、それはそれでいい。
私達の代わりに世間様が、君を育ててくれるでしょう。






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