私が生まれて初めて買ったレコード
(死語?お父さんやお母さんに聞いてください)は
映画「メアリーポピンズ」のサントラだった。

小学2年生くらいの時だっただろうか。
叔母に連れられて、日比谷の映画館で初めて見た洋画。
まだ漢字もそれほどわからなかった時に見た字幕。
そして、メアリーポピンズが繰り広げた夢の世界。
感動したなんていう、陳腐な言葉では表現できないほどの
大きな大きな衝撃だった。

次の日、私はお年玉を貯めた貯金箱を持って
街に一つしかなかったレコード屋に急いだ。
演歌や歌謡曲が席巻していた下町のレコード屋に
洋楽のサントラなど置いてあるはずも無かったが
店主のおじさんは、私のためにそのレコードを取り寄せてくれた。

「Just a spoonful of sugar helps the medicine go down」
それ以来、私の耳から離れなくなったこのフレーズの意味を知ったのは
それから何年も後、中学で英語を習い始めて
単語や文法を勉強してからだった。

幼児教育が流行っている。
言語を勉強させるのは、小さいほど良いという意見もある。

でも、外国の言葉を勉強の対象にする前に
「外国の言葉はワクワクする何かを運んでくる。」
そういう感覚を与える事こそが
外国語習得につながると、英語講師である私は信じる。







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