毎週土曜日にウォーキングに行くと
うちの近所で必ず出会う老夫婦がいる。

二人とも70代後半から80代だろうか。
買い物の帰りなのか奥様はリュックを背負い
ご主人は両手にレジ袋をぶら下げて
普通の人々の半分くらいのスピードで
ゆっくり、ゆっくり、一歩ずつ前に進みながら家を目指す。
言葉を交わすことはあまりなく
それでも、時折お互いに顔を向けながら。

一緒に年老いて行く夫婦。
私がこの世で最も美しいと思う人々。
そしてあの日、一緒に老いていくという
普通の幸せすら奪われた人々がいる。


あの恐ろしい日から一年が過ぎた。
テレビで繰り返されるむごい光景に
一年経ってもまだこの国の傷が
殆ど癒えていない事を知る。



寄付をする。
エネルギーを大切に使う。
自分が生きていることの意味を自分で作り出す。
明日を担う人材を作るお手伝いをする。

私がこの一年間にしてきたこと。
そしておそらく、これからもずっと続けていくこと。


改めて、犠牲になった皆様のご冥福をお祈りします。