今日も語ってしまいそうです。
ペタめぐりの皆様、これにて失礼。
ありがとうございました。
最近、NHKBSの世界のドキュメンタリーという番組で
「三ツ星シェフが挑む料理革命」というのを見た。
イギリス郊外の有名レストランのシェフが
いわゆる「マズイ食事」を改革するという内容。
最初のは、ブリティッシュエアウェイズの機内食編だった。
ステーキは焼きすぎてカチカチ。
チキンやフィッシュはやはり加熱し過ぎてパサパサ。
そこに出てきたのが有名料理人ヘストン氏。
空港近くの機内食製造工場にまで出向き
新鮮な食材を使い、あくまでも表面だけに火を遠し
良い状態なままで機内に積み込む事を確認した。
そこで彼は、機内の環境が美味しい料理をまずくしていると考え
機内の乾燥度などを考慮に入れた上で
嗅覚に訴える新しいメニューを提言したのである。
・・が、番組冒頭でCAは言っていた。
「忙しすぎてオーブンをチェックする暇なんて無い」
問題はそこなんじゃないですか?
数十年前、鶴丸航空に入ったばかりの時
新人は最初の三年は調理をするギャレー業務ばかりさせられたが
先輩からの申し送りで
「ビーフの時は400度Fで15分、タイマーが鳴ったら
命に代えてでもギャレーに戻ってスイッチを切れ。
それ以上加熱しないように8個あるオーブンのドアを開けておくこと。
フィッシュやチキンの時はオーブントレイに紙コップ三分の一の水を入れ
蒸し焼きにすること」と厳しく仕込まれた。
訓練所時代にも教わってないし
どのマニュアルにも載ってない
いわば、先人たちが発見した一番美味しいレシピが
代々受け継がれていた。
そしてそこには
「お客様に美味しいものを食べて頂きたい」という心があった。
ブリティッシュエアウェイズもCAにオーブンの使い方指導をすれば
良いだけの話じゃなかったんですかね。
そしてこのシリーズ二回目の
「小児病棟食を改革せよ!」に至っては
「病気の子供をワクワクさせるため」に作った新メニューは
「虫(のような食べ物)が乗ったピザ」や
「○ロのようなスープ」を考案していた。
せいぜい食器を可愛いものに替えるくらいで
十分事が足りるんじゃないですかね・・。
イギリスって深いわ

