ふとつけたテレビで
外国人による日本語の歌のど自慢というのをやっていた。

私が見たのはドイツの青年とアメリカの少年の
二人だけだったが、本当に上手に歌っていた。
それも、適当に音を乗せるだけではなく
ちゃんと意味を理解して語っていた。


彼らが費やした時間の長さを思いやった。


世界中の言語の中で
日本語の仲間と言えるのは韓国語やモンゴル語
そしてフィンランド語などの一部だけ。
英語をはじめとする他の言語とは
文法のしくみが全く違う。

フランス人がイタリア語をいとも簡単に理解するように
ドイツ人がオランダ語に懐かしさを覚えるように
日本人は英語を学ぶことはできない。
そして逆もまたしかり。
以前の記事にも書いたが
外国の人が日本語を学ぶのは
私たちが英語を学ぶ以上の根気が必要なはずだ。

今日テレビで見た彼らは、日本が、日本語が好きだと言っていた。
胸が熱くなった。


言葉に悪意が込められれば何より残虐な武器となる。
言葉に魂が宿れば、それは
時に人の繭になり、翼になり、太陽になり、力になる。

英語の問題の解き方を教えるだけの講師である前に
言葉に魂を込められる人間でありたいと
常に願う。