英文法を教える時に
教える側は十分わかっているけど
教わる側にそれほど伝わっていない事が多い。
三単現はそのひとつ。
三単現が「三人称、単数、現在」の略であること
三人称というものは、そもそも何なのか。
そこから入ると、三単現は何でもない項目なのに
英語が嫌いだという生徒は
中1の三単現でつまづいたという人がほとんど。
なので今日は、三単現を違う側面から見てみましょう。
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「三人称とは何か」
英語は本来、「話をしている私」(一人称)
「話を聞いているあなた」(二人称)を
非常に大切にする言葉です。
なので、会話に加わっていない他者
つまり、この場にいない人を差別するわけです。
どう差別するかというと
「この場にはいない事がわかるように動詞にsを付ける」
(スペルによってはesの事もあります)
そして、あくまでも三人称が単数である場合だけです。
主語が三人称でも、複数の場合はsはつけません。
相手が複数の時には手出しはできないのです。
違いを見てみましょう。
I play tennis. (一人称)
You play tennis.(二人称)
She plays tennis.(三人称単数)
(They play tennis.―三人称複数)
もちろんplayという動詞の心情は複雑です。
IやYouの時はきれいな形のまま(原型)で使ってもらえるのに
三人称に使われる時には不本意にも、余計なsを付けられるから。
常に、何とか原型に戻ろうと虎視眈々なわけです。
そこに何も知らずにネギしょってやってきたのが
親切心から疑問文や否定文を作るお手伝いをしてあげようと
登場した助動詞doくん。
動詞はここぞとばかりにsを助動詞の方に蹴りつけます。
そして、英語界のお約束として
oの次にsを付ける時は、eも一緒にesとして
つけなければならないので
doはdoesになります。
She plays tennis.
→ Does she play tennis?
She doesn't play tennis.
doにsを押し付けて、動詞は元のきれいな形(原型)に
なったのがわかりますか?
三単現とはこういうものです。
名前だけを覚えて、機械的にsをつけたりはずしたりするより
一度理解してしまえば、必ず使いこなせるようになります。
英語が嫌いになる前に
わからないところを声を大にして
「わからない!」と言ってください。
それが、教える者のためにもなるのです。
