亡くなった父は、大のハリウッド映画好きで

家にはいつも、サウンドトラックの音楽が流れていた。

英語に困らなかったのは、そのおかげだと思っている。


父が一番好きだった映画は

「風と共に去りぬ」


中学生の頃、家族全員指定席で見るという

贅沢をしたのもこの映画だったし

(平成生れのみなさん、意味わからなくてスミマセン)

家に初めてビデオが来たとき、DVDプレイヤーが来たとき

見たのもこの映画だった。


「Tomorrow is another day」

(明日は明日の風が吹く)


ラストにスカーレットオハラがつぶやくこのセリフが

とても有名だけれど

私が一番好きな台詞は、前半の一番最後に

豊かだった実家が、南北戦争で焦土に化し

頼って帰ってきたものの、食べるものも何も無く

畑に出て、狂わんばかりに小さい大根を掘り出し貪り食い

その挙句にスカーレット・オハラが言ったこのセリフ。





「As God is my witness. I will never be hungry again!」


神に誓います。二度と飢えはしません。





子供の頃に出会った英語の一節。

このたった一行の台詞は

その後の私の人生の指標となった。

自分の目標、自分の幸せを貪欲に求める。

時に、人に多大な痛みを与えることになろうと

決して、言い訳はしまい。



いまだに、このセリフを発したビビアン・リーの

凄まじいまでの美しさを思い出す。