この記事を書こうかどうしようか迷った。
営業的には多少マズいかもしれないが
私の、講師としての姿勢を示すために
やはり、書かなければならない。
来週、私のクラスに新しい生徒が入る。
4月から高3、志望大学に入るには
偏差値が15ほど足りない。
中学の頃から大の英語嫌い、そして大の塾嫌いで
このままではいけないと思いつつ
ギリギリになるまで、塾や予備校の門を叩けなかったと
電話でお母様は言っていた。
彼の英語嫌いには理由がある。
小学1年生の時から通っていた、某有名英語塾で
5年生の時に、生徒全員がほぼ強制的に英検5級を受けさせられ
彼だけが落ち、その後結局その塾もやめ
英語も塾も勉強も何もかもが嫌いになってしまったとか。
成績や偏差値が出る中高生と違い、小学生にとって
英検合格が数少ない実力の証明になる事はわかる。
だが、ここで私は当時の彼の先生に問いたい。
あなたは、彼の性格、実力、行動パターンを考慮して
英検受験を勧めたのか。
彼ひとりが失敗した後、あなたは10歳の彼の前で謙虚にこうべを垂れ
「君だけの責任じゃないよ。私の力も足りなかった。ごめんね」と
フォローしただろうか。
あなたにとっては、やめていった生徒の中の一人に過ぎないであろう彼が
その後何年間も自信喪失に苦しんだ事実を知っているのか。
私たちの仕事は、形あるものを作ることでも売る事でもない。
そして、生徒は石ころではない。
心を持った人間だ。
講師は常に、それを忘れてはいけない。
K君、君が英語と新しい関係を築くにあたり
私が力になれることを願います。
そして、必ず、必ず、必ず、志望校に受かろう!
