15日、華僑メディア報道による。
大中華国内で経済衰退の悲観的観測が広まりつつある。
北京五輪の成功を人命より優先する強硬な推進は、この悲観論を払拭するための裏返しと思われる。
また、一帯一路政策によって中共が投資を進めてきた中央アジアの政情不安から中共政府の焦燥感が表面化しつつある。
中央アジア現地世論は、周辺地域への大中華の政治介入の警戒感が増大している。
カザフスタンではソ連独立後、最大の街頭抗議が発生している。
その後、中共が治安維持部隊派遣を検討しているニュースが流れた。
北京五輪に関しては、ニューヨーク・ジャーナリスト保護委員会 (CPJ) は、1 月 11 日、以下の様な注意喚起を通達した。
① 新しいパソコンや、 3C デバイスを持参し、日頃使用する機器は大中華内に持参せず、家に置いておく。全ての情報を完全に消去した古い携帯電話やノートパソコンを用意するか、新しいものを購入する。
② 同装備は記者個人用又は仕事用の電話機に近づけない事。これらの特定の危機にのみアプリケーションをインストールし、その後は、個人の日常の仕事や、電話に接続しない。また、同装備品の使用や、持ち運びは避ける。
③ どのようなアプリケーションで VPN (外部との接続)をするのかについては、大中華内に駐在する、外国人ジャーナリスト間で情報を交換し合い、検討する。
④ 新しい仕事用メールアカウントを作成し、移動中を含めて大中華内での個人用アカウントの使用は出来うる限り控える事。個人のアカウントには仕事上の情報や、家庭内情報等の多くの個人情報が含まれている。
⑤ 大中華の関連ソフトウェア「 WeChat 」はメッセージや電話などの大量のデータが盗まれ、収集されるリスクがある。このソフトウェアはデバイスにインストールしない事。
⑥ ホテルの部屋での会話は全て盗聴されている可能性がある。危機を持ち運ぶ場合はホテルの部屋に放置しない事。ホテルの部屋は当局の監視下にあり、ホテルの部屋からの固定電話、携帯電話は、暗号化されておらず、傍受される可能性がある事を常に認識する事。
大中華出国時の注意点
① IT 部門、又はセキュリティ担当者に状況を報告し、その指示に従い、デバイス上の全ての情報を消去する。全てのマルウェア(スパイ・ソフトウェア)が消去される保証がないため、出来れば機器の使用を完全に停止する。
② 大中華内でアクセスしたアカウントのパスワードは全て再度変更し、 SIM カードを携帯電話から取り外す。
③ 異常なアクティビティ、機器の動作が無いかアカウントとデバイスに最新の注意を払い、不審な部分、疑問点は IT 専門家に問い合わせをする。
④ メディア関係者のみならず、スポーツ分野関係者においても一部の国では同様の警告が出されている。例えばオランダとベルギーのオリンピック委員会は、北京五輪に参加する自国の選手が中共からの情報盗用を避ける為、個人のパソコンや携帯電話を大中華内に持ち込まない様、推奨している。
我が国のメディア関係者、選手団派遣についても対応策を検討する必要が有る。