先日、佐野さんからNHK「AtoZ」でまた精神科医療を取り上げるとの情報をいただいたので、嫌な予感を抱えつつ見てみた。
なんで嫌な予感がしていたのかというと、前回の放送内容がガッカリ炸裂だったのと、事前にNHKのHP を見てみたら、相変わらずオーバードーズを切り口にしていたから。(参照 1 、参照2 )
で、結果から言うと、見て大失敗。
一番の失敗は嫁にも見てもらったことかな。
見ている途中から憤慨して不機嫌になっちゃった。
そのくらい酷いデキ。
いやー、マイスリーもベンゾジアゼピン扱いしてたり、番組内でルーランやリスパダール、ベゲダミンもひっくるめて「抗不安薬・抗うつ薬」扱いしてたり、直撃インタビューに応じた多量処方している精神科医が「やらせじゃねーの?」と思ってしまうくらい高圧的だったりと、まあ細かいツッコミどころはたくさんあるんだけれど、一番の問題は、そもそもNHKが何を訴えたいのか見えてこないところだと思う。
NHKの言いたいことを僕なりに以下要約。
「広がる"新しい心の病"~混乱する精神科医療~」と銘打ち、例の「新型うつ」の増加により精神科医が正しいうつの診断を下せず、薬が効かないからとどんどん量が増え、増えた挙句に患者はオーバードーズして救急搬送されている実態を取材。
欧米では短期処方が原則のベンゾジアゼピンも日本では漫然と多量・長期処方しているので、依存という弊害も生みだし、医療現場は混乱している。
ね、大変でしょ?
ということ・・・なような気がする。
ていうか僕にはそれ以上のメッセージは伝わってこなかった。
精神科医療を少しでも勉強している人にとっては「なんか変だな」と思うんじゃないだろうか。
今回も、「で、どうすればいいの?」という答えが無いし。
多分前回の放送時に散々クレームが入ったと予測されるが、番組中、何度か「薬を自己判断で中断しないでください。必ず主治医に相談してください」とテロップが入ったが、その番組では精神科医が混乱していてダメよねー、と言っていて、テロップと内容が矛盾している。
ヤブ医者に多量処方されている人が「番組であんなこと言ってたんですけど」と言って、果たしてヤブ医者が処方を見直すものなのか。
むしろ関係が悪化して患者に余計な負担がかかるんじゃないのか。
その辺まで考慮できれば、保健所やセカンドオピニオン・転院という選択肢も紹介できると思うのだが。いや、すべきなのだが。
多分NHKにはそこまで考えが至っていない。
精神科医療の番組というのは、当然多くの精神疾患を抱えた人が見ると思う。
そういう人たちの中には、病気によるすさまじい不安感の中、番組に多少なりとも救いを求めている人も多いはずだ。
しかしAtoZは「バンキシャ」なので、そんな救いは無い。
状況報告と問題提起で終わり。
これでは救いを求めて見た人は絶望するだけだと思う。
多分今日の内容だと、北里大学に駆け込む人が増えるだけなような気がする。
じゃあどうすればいいのかと言えば、僕の答えは簡単。
「安易に精神科医療の番組を作るな」
それだけである。
作るのであれば、視聴者の中には病気により通常よりもかなり不安定な精神状態になっている人も少なからず存在していることを考慮して、きちんと、丁寧に、時間をかけて作るべきである。
大衆ウケ・視聴率稼ぎの突撃報道番組の題材として、精神科医療は不適切である。
なんで嫌な予感がしていたのかというと、前回の放送内容がガッカリ炸裂だったのと、事前にNHKのHP を見てみたら、相変わらずオーバードーズを切り口にしていたから。(参照 1 、参照2 )
で、結果から言うと、見て大失敗。
一番の失敗は嫁にも見てもらったことかな。
見ている途中から憤慨して不機嫌になっちゃった。
そのくらい酷いデキ。
いやー、マイスリーもベンゾジアゼピン扱いしてたり、番組内でルーランやリスパダール、ベゲダミンもひっくるめて「抗不安薬・抗うつ薬」扱いしてたり、直撃インタビューに応じた多量処方している精神科医が「やらせじゃねーの?」と思ってしまうくらい高圧的だったりと、まあ細かいツッコミどころはたくさんあるんだけれど、一番の問題は、そもそもNHKが何を訴えたいのか見えてこないところだと思う。
NHKの言いたいことを僕なりに以下要約。
「広がる"新しい心の病"~混乱する精神科医療~」と銘打ち、例の「新型うつ」の増加により精神科医が正しいうつの診断を下せず、薬が効かないからとどんどん量が増え、増えた挙句に患者はオーバードーズして救急搬送されている実態を取材。
欧米では短期処方が原則のベンゾジアゼピンも日本では漫然と多量・長期処方しているので、依存という弊害も生みだし、医療現場は混乱している。
ね、大変でしょ?
ということ・・・なような気がする。
ていうか僕にはそれ以上のメッセージは伝わってこなかった。
精神科医療を少しでも勉強している人にとっては「なんか変だな」と思うんじゃないだろうか。
今回も、「で、どうすればいいの?」という答えが無いし。
多分前回の放送時に散々クレームが入ったと予測されるが、番組中、何度か「薬を自己判断で中断しないでください。必ず主治医に相談してください」とテロップが入ったが、その番組では精神科医が混乱していてダメよねー、と言っていて、テロップと内容が矛盾している。
ヤブ医者に多量処方されている人が「番組であんなこと言ってたんですけど」と言って、果たしてヤブ医者が処方を見直すものなのか。
むしろ関係が悪化して患者に余計な負担がかかるんじゃないのか。
その辺まで考慮できれば、保健所やセカンドオピニオン・転院という選択肢も紹介できると思うのだが。いや、すべきなのだが。
多分NHKにはそこまで考えが至っていない。
精神科医療の番組というのは、当然多くの精神疾患を抱えた人が見ると思う。
そういう人たちの中には、病気によるすさまじい不安感の中、番組に多少なりとも救いを求めている人も多いはずだ。
しかしAtoZは「バンキシャ」なので、そんな救いは無い。
状況報告と問題提起で終わり。
これでは救いを求めて見た人は絶望するだけだと思う。
多分今日の内容だと、北里大学に駆け込む人が増えるだけなような気がする。
じゃあどうすればいいのかと言えば、僕の答えは簡単。
「安易に精神科医療の番組を作るな」
それだけである。
作るのであれば、視聴者の中には病気により通常よりもかなり不安定な精神状態になっている人も少なからず存在していることを考慮して、きちんと、丁寧に、時間をかけて作るべきである。
大衆ウケ・視聴率稼ぎの突撃報道番組の題材として、精神科医療は不適切である。