NHKで向精神薬の乱用に関する特集が放映されたので、一応見てみた。
なぜ『一応』なのかというと、マスコミの精神疾患に対する理解力を期待していないから。
それがたとえ公共放送のNHKであっても、これまでの番組を見た限りでは同様。

それはさておき、内容は要約すると以下の通り。
・最近向精神薬の乱用・ODによる救急搬送が急増している(←いつと比較して、どのくらい増えたかという具体的な数字無し)
・向精神薬を複数の医療機関を梯子することによって大量に入手し、ネットで売り捌く人がいる
・向精神薬の依存の背景には医業をビジネスと混同して多剤多量処方を乱発する医師が少なからずいることが関係している
・夜の世界でハイテンション・異常精神を体験したいためだけに向精神薬に手を出す輩がいる(バカとしか言いようがない)
・依存状態の人、一部のバカ、病院に行くのが嫌な人を相手とした闇市場が存在している
内容は結構ボリュームがあるのだが、これを1時間足らずでまとめているので、ただ単に問題提起して終了。
予想どおり、ただ視聴者の不安を煽っていただけだった。
それと番組中一貫して『睡眠剤・安定剤・抗うつ剤』をまとめて悪者にしていたが、実際に映像に写っていたのはマイスリーやハルシオンなど眠剤ばかり。これもまたいらん誤解を招く原因である。
(字数制限のため今日はここまで、次回は後日)