たまには経済の話をば。
長らく不況にあえいでいた出版業界が、ようやく再編し始めた。
体質が古いだけに、ほんと、ようやく、というよりもすんごいやっと、という感じ。
今現在一番派手に動き回っているのが大日本印刷(DNP)。
本好きの人なら誰もが知っている丸善とジュンク堂を完全子会社化した。
そのちょっと前に、図書館流通センターという書店(この会社は図書館相手にしか商売をしていないが、何気に300億くらいの年商をあげている)も買収している。
DNPはこの3つの書店をどうも合併させる方向で動いている模様。
そうすると、3社合計の年商が1800億円になるので、現在1位の紀伊国屋書店(年商1200億)を軽く上回る。
DNPの出版業界への介入はさらに続き、先月にはDNP主導で講談社・小学館・集英社・丸善と共同でブックオフの株を買収し、経営権を握った。
DNPはこの他に主婦の友社他、いくつかの出版社も傘下に収めており、取次以外の出版関連企業はほぼ一通り揃えたことになる。
で、ここまで派手に動いて何がしたいのかと言うと、実のところ僕にはあんまりよく分からない。
が、分からないけど、ほぼ硬直化して縮小し続ける出版業界に、DNPのような巨大企業が資本投下するのは、何らかの新しい風を吹き込むことは間違いない。
一方、一応今のところ印刷1位の凸版と書店1位の紀伊国屋は、この動きに対して指をくわえて呆然としているわけにもいかず、先日業務提携を発表したが、別に資本での関係は結ばないようなので、DNP以上に何がしたいかよく分からない。
まあ、何もしないよりは・・・という感じだろうか。
凸版はともかく、紀伊国屋は松原治閣下 が君臨している限り、あんまり大きなアクションを起こせるとは思えないけど。(この人もう92歳だよ(゜д゜;))
いずれにせよ、出版業界がこのままの状態で衰退していくのは、本好きの僕には非常に耐え難い。
DNPで凸版でも、あるいはソフトバンクとか楽天とか、もうなんでもいいからバッサリ改革して、是非とも奇跡の復活を遂げて欲しい思う。
少子化だしITだし活字離れだし、紙媒体イラネ、という現実は分かっちゃいるけど、ね。